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カラー戦略マガジン

カラー戦略マガジン027:色褪せる ~色褪せるも「役割」~

あなたの「選ばれ力」をアップします!

特許取得の色彩設計師® 目黒潤の「カラー戦略マガジン」を開いてくださり、どうもありがとうございます!

こちらのマガジンでは、古来から伝わることわざや慣用句から「色」が入っているものをピックアップし、現代のカラー戦略で読み解いていきます!

あなたの日々の生活や、ビジネスシーンに活かしていただき、「選ばれ力」をアップしていただけたら、とても嬉しく思います!

色彩設計師® 目黒潤

本日のお題

色褪せる
(いろあせる)

こちらの意味は・・・

1 色がさめる。色が薄くなる。

2 美しさやみずみずしさなどがなくなる。新鮮みがなくなる。衰える。

(出典:goo辞書)

だそうです。

こちらは現代の日常でも、よく使われる慣用句ですね!

暗黒の高校時代

(2021年11月2日配信の「カラー戦略マガジン」より)

私は高校時代、やさぐれておりまして、学校も休みがちでしたので、出席日数ギリギリで卒業しました。

中学の時は卒業生代表で答辞を読むほどの優等生だったので、まさか自分がやさぐれるとは思わず、希望に胸を膨らませて、その地域ではトップクラスの進学校に入学したのですが、入学してしばらくしたらヤル気が無くなってしまったんですね。

ヤル気が無くなった原因は2つございまして、

まず1つ目は、通学に、徒歩+バスの乗り継ぎで片道2時間かかっていたので、それに身体が疲れてしまったこと(能登半島のド田舎ですからねー。。。)

そして2つ目は、私は母子家庭の育ちなのですが、私が進学校に入学できたことを、母が誇りに思ってくれたのを過剰に受け止め、プレッシャーに耐えられなくなってしまったこと。

・・・という2つがあったなーと、今は分析しています。

当時は、宿題をやってこなかったら殴る先生もおりまして、私もガンガン殴られておりました。

女子とかそういうのは、関係無かったです。汗

兼業農家で鍛えた先生だったので、腕が太く、殴られた後も、結構長い時間ジンジン痛かったのを、今でも覚えています。

殴られるのはまだ良いのですが(本当は良くありませんが)先生に無視されるのには、とても辛いものがありました。

まぁなんせ、授業中は寝ていますし、体育はバックレますし、早退はしょっちゅうですし、学校行事はまるごとサボっておりましたので、先生にかわいがられないのは仕方ないのですが、先生からのあからさまな無視は、さすがにこたえましたね。

先生が授業の最初に、教壇のすぐ前に座っている生徒に「今日は何ページからだっけ?」と何の気なしに聞くのは普通だと思いますが、私が席替えのくじ引きに負けてその席に座っていると、先生は私を無視して、私の後ろに座っている子に「今日は何ページからだっけ?」と聞いておりました。

私の後ろに座っている子も、答えにくそうでしたよ。苦笑

素行が悪い私が悪いのですが、そんな自分のことは棚に上げて、とても傷ついておりました。

そして私はもっともっとやさぐれ、中学の時の優等生だった自分が反動にもなり、全てがイヤになって、しょっちゅう学校を休むようになってしまいました。

学校に行かずに自室に閉じこもっていた私は「人類はどうして生まれたのだろう。私は生まれてこなくても良かったんじゃないか」ということをずっと考えておりました。

学校に来ない私を心配して、公衆電話から電話をかけてきてくれた友達、私を心配して泣いている母親、、、たくさんの人たちに、心配をかけました。

やさぐれて、自分の「生」にも疑問を持っていた自分、心配してくれた友達と母親、そういったことが全て黒くドロドロしたものになって、私にねばねばとまとわりつき、自由に動けないような気持ちになっていました。

大人になってもこの感情は色褪せず、高校時代のことは思い出すのもイヤでした。

生涯の伴侶と出逢い、30歳を過ぎて結婚披露宴をする時にも、司会者の方が、私が生まれた頃からのエピソードを披露したいとおっしゃいましたが、高校時代はすっ飛ばしてもらいました、暗黒なので。

高校がある地名を聞くのもイヤでした。

暗黒の感情が3秒で溶けて無くなった強烈なもの

だけど3年前に、これらの感情は溶けて無くなりました。

きっかけは、3年前のゴールデンウィークに帰省した際に、高校の最寄り駅「羽咋駅(はくいえき)」にたまたま立ち寄ったことです。

高校がある街は「石川県羽咋市(はくいし)」という街なのですが、昔から「UFOが出る街」として全国的に有名な街です。

高校の同級生にも、UFO目撃者が多数おりました。

そんな羽咋市の中心部にある羽咋駅に、私が高校生だった30年前には無かったものが、3年前にはありました。

それは何かと言うと、めちゃくちゃなデザインの「UFOのオブジェ」です。

失礼な言い方で羽咋駅には申し訳ないのですが「オブジェ」というよりは「おもちゃのプラモデルの大きいヤツ」といった感じでしょうか。

UFOを載せている石の台も「ジャーン!」という文字の形をしています。。。なんとも自由なセンスですね。笑

この、力が抜けるくらいに意味不明なもの(←羽咋駅の皆さん、ごめんね!)が市の中心部である羽咋駅に、堂々と鎮座ましまししているのを見たら、なんだか「もういいんだなぁ~」という気持ちになり、今まで私にまとわりついていた黒いねばねばが溶けて、、、流れていき、、、そして無くなりました。

高校時代のイヤだった記憶と暗黒の感情が「色褪せた」瞬間でした。

あんなに苦しんでいたのに、、、溶けて流れて、無くなるのは一瞬でした。

3秒くらい?笑

「色褪せる」って、もっと強烈なものが出て来るから「色褪せる」のでしょうね。

ずっと同じ温度で、同じレベルで、鮮明な記憶を保つのは不可能ですものね。

プレゼン資料の中の「色褪せる役割」

「色褪せる」の意味は、なんと、プレゼン資料作成のテクニックにも活用できます!

「色褪せる」=「薄くした色」と考えていただければ、

特に、

写真を載せたプレゼン資料

に活きますよ!

例えばこんな感じです。昨日の私の頭の中を、PowerPointで表現してみました。笑

こちらは「写真」が活きるように、見出しや重要箇所などの色を付けた箇所は、全て「1つの色相」でまとめています。

ちなみに「茶色の色相1本」で作りました。

上の画像の、右から5本目が「茶色の色相」ですが、見出しや重要箇所など、色を付けた箇所はこの色相1本だけで作られています。

「写真を載せたプレゼン資料」って、その写真だけでも、様々な色が使われていますよね。

PowerPoint紙面全体の色どりとしましては、もうその写真の色だけで十分なのです。

ただでさえ、写真に様々な色が使われているのに、見出しや重要箇所でさらに色を使うと、まとまりの無い「まずどこを見て良いか分からない資料」になってしまいます。

どこを見て良いか分からなくなったお相手の頭の中は、、、「思考停止」になります。

「思考停止」はつまり、、、「ペンディング」になりますね。

「ペンディング」は怖いですね!
「検討しておきます」と言われ、そのままお蔵入りになってしまうこともありますからね。

それを防ぐために!
本日のアポイントメントに対するなんらかの結論を、お相手からいただくために!

お相手がまず、
どこを見れば良いか分かる資料

を作成しましょう!

そのために、特に写真を載せた資料では、見出しや重要箇所など、目立たせるために色を付ける箇所は「1つの色相」に絞ります!

「色相が1つ」でも、その色相の中の濃い色や薄い色を組み合わせれば、メリハリがつき、リズムができるので、寂しい印象や暗い印象にはなりません!

写真自体に様々な色がございますので、1つの色相しか使っていなくても、絶対に寂しい印象や暗い印象にはなりません!

それでは、具体的なやり方をお伝えしますね!

パワーポイントの色のパレットには「基本色」と、それを濃くした色や薄くした色が載っていますね。

色相の柱の、上3つあたりが「基本色を薄くした色」なので、これらを「基本色」の「補佐」として使うのが、ミソなのです!

1)見出しや重要箇所…基本色
2)上記1)以外の箇所…基本色を薄くした色


という風にシンプルに使い分けるだけで、写真が活きて、まずどこを見れば良いかも分かる、まとまりのある資料になります!

では、上記1)と2)を意識して、もう一度「昨日の私の頭の中」をご覧になっていただいても宜しいでしょうか(下に再掲出します)

見出しの「本日の夕飯は何にするか?」と<結論>の「おでん」に、まず目が行くのではないかと思います。

それは、まず見ていただきたい見出しと重要箇所である<結論>を「基本色」で、それ以外の箇所を「基本色を薄くした色(色褪せた色)」で記載し、メリハリをつけたからです。

見ていただきたい箇所を確実に見ていただくようにコントロールする「ビジネスカラー戦略(R)」です!

第1情報は「基本色」で、それ以外のものは「薄くした色」で

まとめますと、プレゼン資料のなかで、お相手にまず見ていただきたい第1情報は、

色褪せていない「基本色」

で記載しましょう!

そしてそれ以外の箇所は、

基本色を薄くした色(色褪せた色)

で記載しましょう!

私の人生に例えますと、

●UFOのオブジェ(第1情報/強烈なもの)…基本色
●暗黒の高校時代(色褪せてよいもの)…薄くした色
●今現在の楽しさ(活かしたいもの)…写真

という整理の仕方です。笑

全ての記憶を、ずっと同じ温度で、同じレベルで、鮮明に保つのが不可能なように、プレゼンのお相手のご理解も「順々」なのです。

なのでこちらが、

「まずはここを見てください!」

とナビゲートした方が分かりやすいですね!

そして私達が見ていただきたい「第1情報」をまずは見ていただき、ご理解いただければ、方向性がハッキリし、お相手を迷わせずに済みますので、スピーディな決裁にも繋がります!

コロナが少し落ち着き、世の中の停滞が動き出した感がある昨今、本領を発揮して、どんどん動いて行きたいですね!

本日のメルマガが、あなたの「選ばれ力」アップに繋がりますように!

本日のカラー戦略的結論

色褪せるも「役割」

現代のカラー戦略で読み解いた「まとめ」

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