03.06

カラー戦略マガジン047:色で迷わす浅漬け茄子 ~素晴らしい中身とバランスの取れた見た目に!~
あなたの「選ばれ力」をアップします!
特許取得の色彩設計師® 目黒潤の「カラー戦略マガジン」を開いてくださり、どうもありがとうございます!
こちらのマガジンでは、古来から伝わることわざや慣用句から「色」が入っているものをピックアップし、現代のカラー戦略で読み解いていきます!
あなたの日々の生活や、ビジネスシーンに活かしていただき、「選ばれ力」をアップしていただけたら、とても嬉しく思います!
色彩設計師® 目黒潤
本日のお題
色で迷わす浅漬け茄子
(いろでまよわすあさづけなす)
こちらの意味は・・・
女性が容色の美しさで男性を迷わすことのたとえ。
茄子の浅漬けは色鮮やかで美味しそうに見え、つい惹きつけられることから。
(参照:故事ことわざ辞典)
だそうです。
・・・と言いますか、あなたはこちらのことわざをご存知でしたか?
私は初めて知りました!
ってか、他の漬物でも良いのに、なぜ浅漬け茄子!?笑
それでは、カラー戦略で読み解いていきますね~!
小学生の時に直面したたくあん問題(笑)
(2022年11月24日配信の「カラー戦略マガジン」より)
高校を卒業するまで過ごしていた能登半島の実家では、祖母も同居しておりました(祖母は現在98歳、年明けすぐに99歳になります! お陰様でバリバリ元気です!)
食卓にはよく、祖母が漬けたたくあんが並んでおりましたが、うす~い黄色で、全くおいしそうに見えませんでした。
しかも、パリッとしていなくて、なんだかシナシナしていて、おまけに、ヒゲ?みたいなものまで生えていました。
ただ、綺麗に切り揃えてあり、「心がこもっている感」が出ていることだけが、取り柄でした。
対してスーパーで売られているたくあんは、眩しいくらいの鮮やかな黄色で、パリッとしていて、形も整っていて、ヒゲなんてもちろん生えていないし、いかにも美味しそうでした。
私が卒業した小学校は田舎の小さな小学校ですので、1学年1クラスしか無く、しかも私の学年はたったの25人しかいませんでした。
その25人で、小学校1年生から6年生までクラス替えも無く、ずっと一緒に過ごしていたので、お互いの性格はもちろん、家庭環境も全部知った仲になります。
そんな密接した環境の下で、いつも私達の間で話題になっていたのは、
「ばあちゃんが漬けたたくあんは、なんであんな、うっすい黄色ねんろ!?(=黄色なのかな!?)」
ということでした。
田舎なので「核家族」というものが無く、私の同級生の大半がおばあちゃん(しかもみんな長生き。笑)と一緒に同居していたのですが、少なくとも私の同級生の家庭はみんな、私と同じ、
おばあちゃんが漬けたたくあんの黄色は、うすい!
という問題(?)に直面していたのです。笑
母親の熱弁
そんなある日、私は母親に言ってみました。
「スーパーで売っとるたくあん食べたい! 買うて!(=買って!)」
と。
もちろん即却下されたのですが、理由は、
「スーパーで売っとるたくあんは身体に悪いげんよ!(=悪いんだよ!)
ばあちゃんのたくあんは身体にいいげんよ!(=いいんだよ!)」
ということでした。
スーパーのたくあんの鮮やかな黄色は、合成着色料を使っているし、他にも防腐剤などが使われているから身体に悪い、と母親が言いたかったということは、大人になってから分かりました。
・・・はい、ここで普通のメルマガのオチでしたら、
~あの頃は、スーパーの鮮やかな黄色のたくあんが食べたかったけど、やっぱり、おばあちゃんが漬けたうすい黄色のたくあんが食べたくなるんですよね。健康にも良いですし。。。~
と遠い目をして昔を懐かしんで、なんなら「これから健康にも気を付けなきゃ★」と可愛く宣言もして、美しく終わる…というのが妥当なところなのでしょうが、、、
これは、私が書いている「選ばれ力アップ! カラー戦略マガジン」なのです!
だからそんなに普通に、美しく終わりません!!笑
私は食いしん坊で、ガマンができない性格です。
大人になってから、コンビニ弁当などで、鮮やかな黄色のたくあんはたくさん食べるようになりましたが、合成着色料が入っていようが、防腐剤が入っていようが、美味しいな!と思ってモリモリ食べています!爆
でもそんな私が力説したいのは、
うす~い黄色で、シナシナで、ヒゲも生えていて、見た目はスーパーのたくあんに、完全KO負けを喫しているおばあちゃんのたくあん。
それなのに、見た目では分からない良さを、母親という絶対的存在が味方して、熱弁して、その良さを分からせている!
ということなんですね!
つまり、
●見た目は大事。一応私はその道のプロですし。笑
●でもそれは一旦置いておいて、中身の良さを熱く語ってくれる味方の存在も、大事なんじゃない!?
ということなんです!
そしてこれを人間界(笑)に当てはめてみますと、
見た目が良くても、中身が伴っていない人には、誰も味方しない。
とも言えるんじゃないかな、と思います。
「中身」と「見た目」はどちらが先か
例えば、あなたでしたら、下記の方々の中で、どの方に味方したくなりますか。
<Aさん>
中身が良くて、見た目も良い(見た目を磨く努力をしている)
<Bさん>
中身が良くて、見た目は普通。
<Cさん>
中身が良くて、見た目は最悪(不潔)
<Dさん>
中身が悪くて、見た目は良い(見た目を磨く努力をしている)
<Eさん>
中身が悪くて、見た目は普通。
<Fさん>
中身が悪くて、見た目も最悪(不潔)
あなたがよっぽどのドMじゃない限り(笑)中身の良いAさんかBさんの味方をしたくなるんじゃないかと思います。
そうですね、まず大切なのは、
中身!
なんですよね!
中身の素晴らしさがあるからこそ、見た目を磨く努力も光る!
そして、
見た目を磨くことは、素晴らしい中身とバランスを取ること!
とも言えると思います!
私がお客様のパーソナルブランディングをさせていただく時、いつも申し上げているのは、
流行やブランドはどうでもいい。
でも、●●様の中身とバランスの取れる見た目になりましょう!
●●様の素晴らしい中身にふさわしい見た目になりましょう!
ということなんです!
中身があるからこそ、見た目も伴う!
と考えています!
あ、一応言っておきますが、「見た目」はオシャレじゃなくても良いんですが、「不潔」はダメですね!
ダメ!ぜったい!!笑
あなたの味方になってくださる方のセリフとは!?
さて、もうそろそろ今年も終わり、大掃除の季節です。
ご自身の整理にも、ピッタリの季節ですね!
あなたの素晴らしい中身、、、そこに向き合う時、
誰が、どんな風に言って、味方してくれるんだろう!?
と考えてみると、客観的な目線で考えることができますので、考えやすくなると思います!
おばあちゃんの見た目が悪いたくあん、「心がこもっている感」が出ていることだけが取り柄のたくあんを、
「ばあちゃんのたくあんは身体にいいげんよ!」
と「身体にいい」の1ポイントだけで一本勝負を挑んできた私の母親のように、誰かが必死になって、あなたの味方をしてくださるシーンを思い浮かべてみてください。
その誰かは、なんと言って、あなたの味方をしてくださるでしょうか。
「必死になっている時」というのは、そんなにたくさんの言葉は出ないですね。
でもだからこそ、その一言に力がこもります。
必殺の一撃です!笑
あなたの味方をしてくださる方は、どんな一言で、一撃してくださるでしょうか。
とっても一所懸命な人なんだよ!
とっても真面目な人なんだよ!
とっても家族想いな人なんだよ!
とってもお料理が上手な人なんだよ!
は、とっても物知りな人なんだよ!
…どうでしょうか。
このように、あなたを必死で味方してくださる「一言」を想像してみたその後で、
誰かが必死になって味方してくださるあなたの、その素晴らしい中身を、どのような見た目で彩っていこうか!?
と考えてみてください。
このように、
中身→見た目
という順番でご自身のことを考えていただくと、中身と見た目のバランスが取れます!
素晴らしい中身にふさわしい見た目になれます!
そうすると、今よりさらに、味方がたくさん! しかも、濃い味方がたくさん!! のあなたになられるんじゃないかな?と思います!
ご自分でご自分の魅力を自覚すること、これは最強の「選ばれ力アップ」の方法です!
是非、試してみてくださいね♪
本日のカラー戦略的結論
まずは中身で迷わす浅漬け茄子