2025
01.01

聖地

仕事道具紹介

起業した2013年、サロンを整えるにあたり、最も苦労したのが「鏡選び」。
とにかく「フレーム」の幅が狭い全身鏡が欲しかった。

お客様のパーソナルカラーを分析する時、お客様の内面の魅力も外見の魅力も、正確に見せてもらおうと思うと、鏡の縁に付いているフレームの存在感は邪魔だった。
フレームには目を留めることなく、お客様の魅力が、ストレートに私に届く鏡が欲しかった。

そう思って、色々なお店を探したのだけれど、木目とか、タイルとか、アールデコ調とか、フレームに装飾を持たせて、鏡という商品の個性を打ち出しているものばかりで、どのお店を探しても探しても、本当に、フレームの幅が狭い全身鏡は無かった。

とうとう諦めて、ガラス板1枚を鏡にするしかないと思い、今度はガラス屋さんを探し始めた矢先に、やっと、このフレームの存在感が無い全身鏡に出会った。
カッシーナの鏡で、確か、5万円くらいだったかな。

今でも、このフレームの幅の狭さ、装飾の無さには大満足している。

お客様の血色の色や目鼻立ち、髪の色を正確に見るには「光」も大切なので、昼白色のライトをクリップで直付けしている。
こういう無骨なことができるところも、気に入っている。

この鏡の前で、何人のお客様を「幸せにする」と誓ってきただろう。
私はパーソナルカラー分析を始める前、必ずお客様に、鏡の前で「色の力で、○○様を幸せにいたします」と言う。
中には、そのたった一言だけで、泣いてしまうお客様もいる。
私の決意が伝わるのだと思う。

私と一緒に、お客様の内面の魅力も外見の魅力も見てきた鏡。
これからも、色々なお客様の魅力を、一緒に見ていくことだろう。
私の相棒であり戦友である。
これからもよろしく。