2025
01.03

介護初体験

ふるさと

この2025年1月4日(明日!)に、実家の祖母がなんと101歳になります!
 
お陰様で、とっても元気な祖母で、身の周りのことはほぼ自分でできるし、会話もできます。
 
でも最近、体調を崩し、起きているのが辛いので、ベッドにいる時間が多くなったそうです。
 
101歳のお祝いとお見舞いとお正月休暇も兼ねて、実家に帰って来ました。
 
祖母のベッドの柵には、押すとチャイムが鳴るボタンが紐で括りつけられており、祖母が押すと、童謡のような音楽が1章節だけ流れて、家族が様子を見に行くシステムになっています。
 
家族と言っても、普段は母と祖母の二人暮らしなので、母しか対応する人がいないのですが。。。
 
実家帰省中、母が買い物に行ったりしている間は、私が祖母と一緒にお留守番していたのですが、このチャイムが、結構たくさん鳴るのです。

チャイムで呼ばれて祖母の部屋に行くと、特に用事という用事ではなくて「痛い」「しんどい」など、辛さをか細い声で訴えてきました。
 
そして私の手を握ってきたので、辛さを分かって欲しいのかなと思いながら、祖母の手を握り返しつつ、空いているもう片方の手で、買い物中の母に祖母の様子をラインすると「背中トントンして」と指示が返ってきました。
 
背中をトントンしたり、手をニギニギしたりしていたら、今度は
 
「もっとそばに来て」
 
とか細い声で言うのです。
 
ベッドの上で、間違えて祖母の身体に強く当たったりしないように、体勢を試行錯誤していたら、最終的に、祖母を抱きしめるような格好になりました。
 
でもそれが祖母としては、一番心が安らぐことだったみたいで、軽く抱きしめて、背中をトントンしたり、さすったりしていると「うん、うん」と言って、ウトウトし始めました。
 
普段は親とも祖母とも離れて暮らしているので「介護」と呼べるようなことはやったことが無かったのですが、辛さを分かってあげようとする「心のサポート」も喜んでもらえるのかな、と思ったひとときでした。
 
でも難しいですね。分かってあげようとし過ぎると、今度はこちらの気持ちが持っていかれて、心が折れてしまう場合もあると思いました。
 
しかしできる時には、いや、なるべくたくさん、優しくしてあげたいなぁ。
 
写真は、5か月前のお盆帰省の時。