2025
05.19

重箱の隅をつつくような。。。

感性を磨く

会社員時代、広告制作のディレクターをしていたことがあった。

同じ部署に「広告畑●十年!」みたいなベテランの男性の先輩がいた。

その方の何に私がビックリしたかと言うと、とにかく、誤字・脱字を見つけることの、速いこと速いこと!

世の中に出すものに、間違いがあっては絶対ダメなわけで、もし間違いがあるものが世の中に出てしまったら、広告宣伝部の責任を問われるし、とても恥ずかしいことだとされていた。
あいつなにやってんの、みたいな。

だから世の中に出る前に、何重にもチェックする必要があるんだけど、文字量の多い広告などは、上がってきた原稿を見ただけで、ううぇ~ってなってた。

だって、文章も読まなきゃいけないし、誤字・脱字も探さないといけないから、どんだけの手間なんだ!?って思って。

でもその先輩は、原稿に吸い込まれるように、スイスイ見つけていく。

「どうしてそんなにすぐに見つけられるんですか?」と聞いたら「なんか、くさいところは分かるんだよね」と言っていた。

「慣れ」なのかなぁ~と思っていたら、今は私もできるようになった。

文字量が多い原稿でも、すぐに誤字・脱字が分かる。

くさいところも感じるけど笑、間違えている部分が一文字一文字、目に飛び込んでくる。

慣れているせいもあって、これは普通のことに思っていたけど、最近になって、これってすごい技術なんじゃないかと思うようになった。

以前、テレビで「四葉のクローバーをすぐに見つける少女」の紹介をしていたけど、誤字・脱字をすぐに見つける私、まさにそんな感じ笑。

誤字・脱字をすぐに見つけるのは、慣れもあるけど、性格もあると思う。

神経質で、間違いを許さないような。。。

潜在的にでも、重箱の隅をつつくような姑根性があるような。。。(全国の姑の皆さん、広告制作部隊の皆様、校正部隊の皆様、ごめんなさい)

少なくとも、私には姑根性、あります!笑

間違えているものを世の中に出してはいけないという責任感と、重箱の隅をつつくような姑根性で、今日も誤字・脱字チェックを真面目にやりました。