05.19

重箱の隅をつつくような。。。
会社員時代、広告制作のディレクターをしていたことがあった。
同じ部署に「広告畑●十年!」みたいなベテランの男性の先輩がいた。
その方の何に私がビックリしたかと言うと、とにかく、誤字・脱字を見つけることの、速いこと速いこと!
世の中に出すものに、間違いがあっては絶対ダメなわけで、もし間違いがあるものが世の中に出てしまったら、広告宣伝部の責任を問われるし、とても恥ずかしいことだとされていた。
あいつなにやってんの、みたいな。
だから世の中に出る前に、何重にもチェックする必要があるんだけど、文字量の多い広告などは、上がってきた原稿を見ただけで、ううぇ~ってなってた。
だって、文章も読まなきゃいけないし、誤字・脱字も探さないといけないから、どんだけの手間なんだ!?って思って。
でもその先輩は、原稿に吸い込まれるように、スイスイ見つけていく。
「どうしてそんなにすぐに見つけられるんですか?」と聞いたら「なんか、くさいところは分かるんだよね」と言っていた。
「慣れ」なのかなぁ~と思っていたら、今は私もできるようになった。
文字量が多い原稿でも、すぐに誤字・脱字が分かる。
くさいところも感じるけど笑、間違えている部分が一文字一文字、目に飛び込んでくる。
慣れているせいもあって、これは普通のことに思っていたけど、最近になって、これってすごい技術なんじゃないかと思うようになった。
以前、テレビで「四葉のクローバーをすぐに見つける少女」の紹介をしていたけど、誤字・脱字をすぐに見つける私、まさにそんな感じ笑。
誤字・脱字をすぐに見つけるのは、慣れもあるけど、性格もあると思う。
神経質で、間違いを許さないような。。。
潜在的にでも、重箱の隅をつつくような姑根性があるような。。。(全国の姑の皆さん、広告制作部隊の皆様、校正部隊の皆様、ごめんなさい)
少なくとも、私には姑根性、あります!笑
間違えているものを世の中に出してはいけないという責任感と、重箱の隅をつつくような姑根性で、今日も誤字・脱字チェックを真面目にやりました。