06.27

理想的な人材を「色」で引き寄せる
採用戦略とブランドカラー(コーポレートカラー)の関係とは?
こんにちは。『週刊目黒潤』編集部員Sです。
MeDeRu・目黒潤は「色」と「言葉」を軸に、企業ブランディングを行う専門家。中でも色彩分野においては、独自の理論を確立し、企業の理念や価値観を可視化する「ブランドカラー設計」を数多く手がけてきました。色を単なる装飾ではなく、ビジネスやサービスの本質を象徴する表現手段として活用している点が、大きな特徴です。
今回のテーマは、そんなMeDeRuならではの観点からお伝えする、採用戦略とブランドカラー(コーポレートカラー)の関係。採用活動におけるブランディングの考え方や、色が与える影響について解説していきます。
視覚情報は、求職者に届く最初のメッセージ

人材採用において、よく聞く悩みの一つが
「入社後にミスマッチが起きる」
というもの。
この問題の背景には、企業側が大切にしている価値観が、広告や説明資料だけでは十分に表現しきれていない、ということが少なからずあると思います。
採用にあたって企業が発信する情報は
・仕事内容
・求めるスキル
・待遇
といった条件面が重視されがちです。もちろん、それらを伝えることは大切です。また、製品やサービスの内容、ビジネスモデルといった情報も、求職者の判断材料として必要でしょう。
ただ、求職者が企業と出会った瞬間、最初に受け取っているのは、もっと直感的な情報です。採用パンフレットや会社案内資料の文章、採用担当者の説明よりも先に、視覚から伝わっているものがあるのです。
「この会社、誠実で堅実そうだな」
「社員にどんどん挑戦させてくれそうだな」
「自由にのびのび働けそうな雰囲気があるな」
こうした第一印象を生み出す要素の一つが、ブランドカラー(コーポレートカラー)です。
ブランドカラー(コーポレートカラー)とは
企業やブランドの世界観や価値観を伝えるための色のこと。例えばMeDeRuであれば、ロゴマークにある通り、黄色と紫です。
色には、それぞれ固有のイメージがあります。人は色を見た瞬間に、その色が象徴する何らかの印象――例えば「信頼できる」「温かい」「創造的」「知的」といったイメージを、無意識に受け取っています。これは、色が持つ象徴的な力によるものです。
ロゴマークやWEBサイト、パンフレット、商品パッケージ、各種広告、店舗やオフィスの内装など、私たちは日常のさまざまな場面で、企業の色を目にしています。そしてその色から、その企業が「どんな会社なのか」「どんな価値を持っているのか」あるいは「どんな存在でありたいのか」「どんな価値を大切にしているのか」といったイメージを受け取ります。
つまり、ブランドカラー(コーポレートカラー)は、経営者の志や想い、サービスやビジネスモデルの強みや特徴といったアピールポイントを、社会に向けて表現するための重要なコミュニケーション手段になるのです。
自社にふさわしい色は、企業の志や価値を伝える旗印。他社との差別化を生むブランディングの土台。企業が前に進むための、大きな原動力です。
色が伝えるイメージと企業の本質のズレは、違和感になる

企業側が意図する・しないに関わらず、企業ロゴマークや看板、パンフレットや資料に使われているブランドカラー(コーポレートカラー)の配色は「我が社はこういう会社です」と、明確なメッセージを伝えています。
例えば
・赤系
→ 情熱、挑戦、スピード感、アグレッシブ
・青系
→ 誠実さ、信頼感、論理性、安定
・緑系
→ 調和、安心感、持続性、育成
このようなイメージを求職者は自然に受け取ります。色のイメージを意識的に使えば、共感度の高い人材が集まり、採用における差別化が自然と生まれます。
印象操作ではなく、本質を表す色を見つけることが重要

ただ、誤解しないでいただきたいのは「こんな人材に入社してほしいから、そのターゲットに好かれる印象にしよう」といった、印象操作的な意味合いで色を決めるべきだというわけではない、ということ。その色が企業の本質ど真ん中を表していなければ、かえって逆効果です。入社後のミスマッチの原因になりかねません。
大事なのは、企業の本質を表す色を持ち、その本質に共感する人材を集めること。
求職者の一人ひとりが
「自分が働く上で大切にしたいことを、この会社は大切にしている」
という確信を持って入社する。
そして、入社後も
「自分が確信した通りの会社だった」
「第一印象で感じた魅力(誠実さ、チャレンジ精神、自由な風土など)は、求人広告用の外面ではなかった」
「ここでならきっと自己実現できる」
と、日々確信を新たにしながら、前向きに仲間たちと切磋琢磨し続けていける。
そのための入口を作ることなのです。
「私たちは、何をすべきか」目的意識が自然と共有されていく

また、企業の本質を表す色を持つことは、既存社員にも良い影響を与えます。
実際に、ブランドカラー(コーポレートカラー)を持つことで、それまで以上に明確に意識して行動するようになり、その結果、モチベーションや生産性、お客様満足度が向上したケースも少なくありません。
とある老舗企業で、創業50周年の記念として、MeDeRuがブランドカラー(コーポレートカラー)設計およびロゴマークのデザインをお任せいただいた事例があります。
MeDeRu・目黒潤 は、メインカラーとして「創造性と優しさ」を象徴する「やわらかい黄色」をご提案。その色の持つ意味を、社員の皆様に丁寧にご説明しました。その結果、社員一人ひとりが、より一層、お客様に寄り添い、サービスや製品の質を高めるための創意工夫に取り組むようになったとのこと。
もちろん「こういう会社だと思ってほしい」という印象操作目的で、色を決めたわけではありません。「創造性と優しさ」が、この企業の本質だったのです。
詳しくはこちらでご紹介しています。
唯一無二の1色を、決して見逃さない

ちょっと面白い裏話があります。実は上記の件、お客様へのプレゼンの前日までは別の色をご提案する予定だったそうです。ところが、たまたま前日に別の用件でお客様(ご依頼主である経営幹部の方)と半日近く行動を共にすることになり、その際に「この人は、こんなにクリエイティブで熱量と勢いのある人だったのか!」と発見したとのこと。
それで、目黒はどうしたかというと――すでに万全にプレゼン資料を用意していたにもかかわらず、いったん白紙に戻し、ほぼ徹夜で新しいブランドカラー(コーポレートカラー)を設計し直したんだそうです!
用意していた色が、本当にふさわしい色ではなかったと気づいてしまったのですね。
このエピソードは、MeDeRuのブランド設計の特徴を実によく表していると、私は考えています。
当初用意していた色も、明確なロジックに基づいて選び抜いた色だったはずです。でなければ、プレゼンしようと思うはずがありません。でも「これしかない!」という1色が他にあることに気づいた。だから、直前でも変えた。とてもシンプルな話です。「これしかない!」という1色が他にあったからこそ「それじゃなくて、こっち!」と、感性が待ったをかけたのではないか。私はそうも思っています。
近しい色ではなく、唯一無二の色を見つけるまで粘る。その1色を、感性が絶対に見逃さない。それがMeDeRu・目黒潤です。
これから出会う未来の社員にも、これまでずっと会社を支えてくれている社員にも
「こんな未来を、あなたと一緒につくりたい」
という想いを伝えるために。
「この会社なら、それができる」
その確信が、社員一人ひとりの中に自然に芽生えるように。
唯一無二の色を、MeDeRu・目黒潤が見つけます。
まずは、ご連絡ください。




