プロダクトデザインプロデュース
営業部資料作成担当者
マニュアルがかなり役に立った。
マニュアルをいただけたことで、全社で同じものを共有できて、社内共有の手間が省けた。
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目黒先生のことは120%信頼してます!
待ちに待っていましたので、とても嬉しいです。
きれいなロゴでとても気に入ってます!
潤さんにお願いして本当に良かったなあってすごく思っています。
色々ありがとうございました!
素敵なカラー&そしてロゴも嬉しいです。
期待以上!
私の眠っている部分をツンツンしてもらえば良いと思っていたら、まるごと使えるじゃん、こんなに考えてくれるんだ、まるごと私なんだって思いました。
特許取得の色彩設計師® 目黒潤の「カラー戦略マガジン」を開いてくださり、どうもありがとうございます!
こちらのマガジンでは、古来から伝わることわざや慣用句から「色」が入っているものをピックアップし、現代のカラー戦略で読み解いていきます!
あなたの日々の生活や、ビジネスシーンに活かしていただき、「選ばれ力」をアップしていただけたら、とても嬉しく思います!
色彩設計師® 目黒潤
こちらのことわざの意味は・・・
他人のものは何でもよく見えて、うらやましく思うことのたとえ。また、他人の持つ珍しいものをすぐに欲しがることのたとえ。
(出典:「故事ことわざ辞典」)
だそうです。
「隣の芝生は青い」と同じ意味ですね!
今回は私の暗い過去を暴露しながら、比較検討していただくプレゼン資料の色づかいについてお話したいと思います。笑
(2021年4月7日配信の「カラー戦略マガジン」より)
私が新卒の時に就職活動を間違えて、「てめぇ」とか「きさま」と罵倒される超ブラック企業に入社してしまったことは、以前のマガジンでも書きましたが、その時の私は、毎日毎日苦しかったです。
投資用不動産の営業をしていたのですが、通勤の電車が10分遅れるだけでも「イヤッホーーー!!!」と雄叫びをあげて喜んでしまうぐらいに、会社に行くのが嫌で嫌でたまりませんでした。
嫌な理由のまず1つ目は、鬼上司に「てめぇ、数字持って来いよ!帳尻合わせろよ!会社に養われてんじゃねーぞ、ゴラァ!」と怒鳴られていたことです。
そして2つ目は、同期で、ペラペラペラペラ、流暢に喋れる男性がいて、彼は契約もたくさん取って来ていたので、対して喋れない私は、その男性のことが羨ましくて仕方なくて、嫉妬していたことです。
「嫉妬」って、ものすごく苦しい感情ですよね。
強烈な自己否定とセットだから、苦しいんでしょうね。
ちなみにその男性は、幼少期に子役でコマーシャルに出たこともあったそうで、甘い顔立ちをしていました。
そしてその甘い顔立ちを活かして、大の女好き・ナンパ好きで、まだ20代前半だというのに、60代の女性とお付き合いしたりもしていました。
変態ですね。笑
口説いて、相手を振り向かせる過程が楽しいのだそうです(※注 私はただの同期でした。笑)
お客様との商談もそのノリで、お客様が断っているのに、色んな言い回しをして、軽く4、5時間は粘り、最終的にはお客様が根負けして契約するということもザラでした。
私はそんなに喋れる方ではなかったですし、お客様に断られると、粘らずに引き下がっていましたし、営業としては地味だったので、自分に無いものをたくさん持っている彼に嫉妬するだけでなく、自分のことを最低最悪のダメな奴だと思っていました。
こんなに嫉妬の感情に苛まれて、自己否定をして苦しい想いをしたのは、その彼が「同期」という近い存在だったからだと思います。
例えばこれが先輩だったら、すごいなー!と尊敬の念を抱くだけで、嫉妬にはならなかったと思います。
つまり、距離が近いと「比べやすい」ということなんですね。
「隣の花は赤い」も、隣だから色がハッキリ鮮やかに分かるけれども、「山の上の花」とか「道の向こうの花」だったら、色は分からないかもしれないし、分かったとしても、風景の一部として視界に入るだけで、そこまでまじまじと見ないですよね。
ということで、今回は「比較検討していただくプレゼン資料を作成する場合に、効果的な色づかい」についてお伝えしたいと思います!
例えば、プランAとプランBを比較しながらご提案したりしますよね?
その時に、どんな色を使ってお相手にご説明すると、ダイレクトに、スピーディにお相手に伝わり、お相手が比較検討しやすいか、というお話です!
※注
あくまでも、同等に比較する場合のお話です。
あきらかに差をつけて比較したい場合は、今回のお話は当てはまらない場合もありますので、ご注意くださいね。
プランAとプランBを比較する場合は、断然、「赤」と「青」で比較すると、相手にダイレクトに、スピーディに伝わります!
理由は、「赤」と「青」で正反対を意味しているものが、世の中に溢れているからです。
トイレのマークしかり、赤青鉛筆しかり。。。
なので人は、「赤」と「青」を見ると、潜在的に「反対のもの」と捉えます。
ですので、パワーバランスが同等の2つのものを、平等に比較する際に、「赤」と「青」はこの上ない良きライバルになります。
あ、プレゼン資料の雰囲気で、鮮やかな赤と青は強過ぎる、ということでしたら、「ピンク」と「水色」でも良いですよ!
「ピンク」と「水色」は、「赤」と「青」の親戚ですから。
プランA・プランB・プランCの3つを比較する場合は、「赤」「青」「緑」で比較すると、相手にダイレクトに、スピーディに伝わります!
色の正体は光なのですが、光の波長の種類により、色としての見え方が変わって来ます。
例えば、「赤」は長波長、「青」は短波長、「緑」は中波長、といった具合です。
つまり、色の違いは波長の違いなのですが、「赤」と「青」と「緑」はそれぞれの波長が1色ずつ出ていて、バランスが良いんですね。
なので、それぞれの個性はありつつも、3色が平等に目に入ってきます。
この「平等に目に入る」ということが、ポイントです!
3つのものを平等に比較検討いただきたいプレゼン資料を作成する際、「赤」「青」「緑」を使うことは、大変有効ですので、是非、使ってみてくださいね。
この「赤」「青」「緑」は「RGB」とも呼ばれ、「光の三原色」とも言われる、色の世界では代表的な3色です。
あ、先ほどの「赤」と「青」と同じで、「ピンク」と「水色」と「黄緑」のように、元の色の個性を残しつつ、トーンを明るくすることは、もちろんOKですよ!
プランA・プランB・プランCに、さらにプランDもあり、4つで比較する場合は、なに色が良いと思いますか?
よくある答えは「赤」「青」「緑」「黄色」です。
違います。笑
正しい答えは「赤」「青」「緑」「紫」です!
ここに「紫」が入って来るなんて、きっと予想外ですよね!
理由は、「赤」「青」「緑」は前述の通り、「光の三原色」とも呼ばれ、それぞれに個性が強く、色の世界では代表的な3色です。
であるならば、その3色に対抗できるぐらいの個性の強さを持つ色じゃないと、4つを比較した時に、同等に見えなくて3色に負けてしまうんですね。
その点、「紫」は強いです。
めっちゃ強いです。
だって、虹の一番下の色は、なに色か分かりますか?
そう、「紫」なんですよ!
どうして「紫」が一番下に来るかと言うと、「紫」はパワーが強過ぎて真っ直ぐに伸びず、強い角度の弧を描いてしまうのです。
つまり、「紫」はやんちゃで、はねっかえりの、じゃじゃ馬だということです!笑
なので、一番角度のきつい、一番下のラインとして、虹を構成する一色になっているのです。
他にも理由はありますが、こちらが、4つのものを平等に比較する時に「赤」「青」「緑」「紫」が適している代表的な理由です!
この4色を使うと、色の重鎮が出揃ったようになり、重厚感あるプレゼン資料になりますよ。
是非、使ってみてくださいね!
隣の花が赤ならば、うちの花は、なに色にしよう?
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色彩設計師® 目黒潤
こちらのことわざの意味は・・・
主人が好きなものなら、たとえそれが風変わりなものであっても、家族は調子を合わせて従わねばならないというたとえ。
烏帽子は黒塗りが普通であるが、一家の主人が赤い烏帽子が好きだと言えば、それが奇妙なものであっても家族はそれに従わねばならないという意味から、主人が無理を言っても家族が同調して合わせるべきという、昔の家制度からできたことわざ。
「烏帽子」とは、成人男子が用いた帽子のこと。黒塗りが普通だった。
(出典:「故事ことわざ辞典」)
だそうです。
こちらのことわざを、私は初めて知りました!
勉強不足ですみません。汗
昔の家制度って、それだけ絆が強かったってことですよね。
今回はこの「絆の強さ」をヒントに、「コミュニケーション力が高い色」代表的な2色をご紹介していきたいと思います!
(2021年3月31日配信の「カラー戦略マガジン」より)
私は図体がデカく、気の強そうな顔つきをしていますので、初対面の方に「生意気」とか「怖い」と思われる傾向にあります。
お姫様抱っことか、壁ドンとか、絶対にしてもらえないポジションにいます(まぁ、もういいですけど。。。)
どうしてそんなことが分かるかと言うと、初対面なのに荒々しく接するお相手の態度で「私が生意気そうだから、攻撃したいんだな」と感じます。
それから、後から仲良くなったお相手に「こんなに冗談を言う人だとは思わなかった!」と言われる時もあるので、良くも悪くも、「生意気」「怖い」という雰囲気を醸し出しているんだなーと、淡々と自覚しています。
自覚してからは、スーツに「オレンジ色のスカーフ」を合わせて、初めての面談に臨んでいます。
「オレンジ色」って、「友好的」とか「親しみやすい」という感情を相手に抱かせる、コミュニケーション力がとても高い色なんですよ!
なので私のように、固い雰囲気をバリバリに出してしまっている方は、オレンジ色のネクタイ、オレンジ色のスカーフ、オレンジ色のインナーなど、顔と一緒に見える範囲に(←ここは超重要!)「オレンジ色」を持って来ると、人なつっこく、楽しげな雰囲気を醸し出すことができて、雰囲気がやわらかくなるなので、おススメです!
それから「オレンジ色」は、その「友好的」「親しみやすい」という雰囲気から派生して、チームワークを高める効果もありますよ!
上にレスキュー隊の画像が載っていますが、オレンジ色のユニフォームで統一されていますよね。
チームで1つの目的に向かって努力する時に、オレンジ色は、チームメンバー各々の「友好的」「親しみやすい」という気持ちを高めてくれますので、結果として、チームワークが高まり、目的を達成しやすくなります!
なにかのイベントの時に、オレンジ色のユニフォームをお揃いで作るとか、プロジェクトのアイコンをオレンジ色にしたりすると、みんなの気持ちが1つになりますよ!
緑色を見ると自然の森や林を連想する方が多いので、「クリーンなイメージ」を醸し出すことができます。
そのため緑色は、行政機関や病院の、ロゴマークやパンフレットのメインカラーに使われていることが多いです。
選挙のポスターでも、よく使われていますね!
しかし私は、そんな緑色は、実は食えないヤツだと睨んでいます。笑
なぜならば、上述の「クリーンなイメージ」の裏側に、緑色しか醸し出すことができない「調和」というイメージを湛えているからです。
緑色を連想させる森や林と人間は共生していますので、その「共生」から派生して、「調和している」という感情が、緑色が多くの人に抱かせる感情の根底に流れています。
裏側で「調和している」という感情が支えているからこそ、「クリーンなイメージ」も生まれるってもんです。
調和していなかったら散らかったイメージになり、「クリーンなイメージ」は生まれませんからね。笑
なので緑色は、この「調和パワー」を使って、グイグイと説得するわけではないのに、なんとなく相手を納得させてしまうことができる色です。笑
反対意見が出たとしても、真っ向から戦わずに、まぁまぁ…という雰囲気でやり過ごして、いつの間にか全体をまとめてしまうことができる、デキるヤツです。
無言なんですが、根回し上手な緑色さんです。笑
そんな緑色さんは、反対意見が出そうな新規プロジェクトを提案する、プレゼン資料のメインカラーに使うと良いですね!
緑色がお相手と自分の「調和」を図ってくれ、反対しそうなお相手の気持ちを鎮めてくれます。
「調和パワー」を使って、あなたも私もみな仲間!人類皆兄弟!とやってくれるわけです。
そして、こんなに根回し上手なのに、ズルいイメージが全く無く、むしろ「クリーンなイメージ」なのも、緑色の成せる業です!
私も、緑色は「食えないヤツだなー」と思いながらも、大好きな色です!いつの間にか、緑色に、まぁまぁ…と取り込まれてしまっていますね。笑
亭主も仕事も、色はコミュニケーション力
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こちらのことわざの意味は・・・
多くの中から犠牲者として選び出されることのたとえ。
転じて、多くの人の中から特に選び出されることのたとえ。
(出典:「故事ことわざ辞典」)
だそうです。
「犠牲者として選び出される」ことが元の意味だなんて、知りませんでした!
今回は敢えて元の意味に焦点を当て、「犠牲者になる」を転換して、「縁の下の力持ちとして頑張ってくれる色」をご紹介したいと思います!
さぁ、その色は、なに色かな!?
答えは次のセクションで、すぐに言っちゃいます!笑
(2021年3月24日配信の「カラー戦略マガジン」より)
「縁の下の力持ちとして頑張ってくれる色」、、、それは「ベージュ」です。
「ベージュ」って、羊毛での毛織物っていう意味なんですって。
私は小さい時、羊(ひつじ)と山羊(やぎ)の区別がつきませんでした。
小さい時の恥ずかしい話って、誰でもあると思いますが、私も数えきれないほどあります。
その中の一つをご紹介すると、5歳くらいの頃、床屋さんに行った時に、床にバサバサ落ちている髪の毛の束を拾って、田んぼの苗を植えるマネをしていました(田舎の子供ならでは…トホホ)
母に「これ!」と怒られ、床屋のおじちゃん・おばちゃんには苦笑いされていましたが。。。ウザめの5歳児です。
私の場合、そんなアホな話は枚挙にいとまがありません。
でも「ベージュ」って、そんな私でも、私じゃなくてもどなたでも、優しく包み込み、リラックスさせてくれる色だということが、科学的に立証されている色なんです。
その答えは、次のセクションにて!
色々な色のお部屋に人を入れて、その人の汗の分泌量から、緊張度合いやリラックス度合いを調べた実験があります。
それによると、人が一番緊張するのは「赤」、そして一番リラックスするのは「ベージュ」という実験結果が出たそうです。
畳が敷いてある和室に入るとホッとするのは、い草の香りの効果もありますが、畳の色がベージュに近いからリラックスできる、ということもありそうですね!
ですので、サロンやクリニックなど、お客様にリラックスしていただきたい、寛いでいただきたいというご商売の方は、ベージュのソファやベージュのバスタオルを使って、癒し効果をご提供することもできますよ♪
色は面積が大きければ大きいほど、効果がありますから、例えば「コーヒーカップの色をベージュにする」というのも効果はゼロではないですが、それよりも、ソファ、ベッド、バスタオルなど、面積が大きいものにベージュを使った方が、効果は高いです。
もちろん、サロンやクリニック以外のご商売の方でも、お客様にリラックスしていただきたいコーナーの調度品をベージュで統一したりすると、色でおもてなしができ、とても粋だと思います!
このベージュのリラックス効果は、是非、ご自宅にも取り入れていただければと思います!
ご自宅でお仕事をする方が増えた昨今、私がお部屋のカラーコーディネートでご提案したいのは「メリハリ」です。
リラックスする場所や寝室にベージュを使っていただき、お仕事する場所や書斎には、ベージュ以外の色を使っていただく…という風に、ONとOFFのメリハリを付けて、「色でゾーン分け」することをご提案しています。
かく言う私も、狭~い自宅ですが、リビングはブルー中心、寝室はベージュ中心にコーディネートしています。
しっかり休むことも、良い仕事をする一環。
そんな考え方の方を、ベージュは縁の下の力持ちとなって、優しく支えてくれます。
ベージュが私達をリラックスさせるために頑張ってくれるので、しっかり休息することができ、翌日からまたエンジン全開になれますよ!
家って、素材も色も種類も多種多様なものを置くので、完璧にコーディネートするのは難しいのですが、その辺はあまり気にせずに、「●●中心」「●●系」ぐらいのざっくりしたコーディネートでも、十分効果はあります!
ですから、そんな難しいことではないので、ご安心くださいね。
先ほども申し上げましたが、色は大きな面積ほど効果があるので、ベージュのソファ、ベージュのベッドカバーなど、大きなものにベージュを使うと、他の色の雑貨があっても、リラックス効果は発揮されます!
木目調の家具で揃えるなどでも、良いですね!
木目の色はベージュですから!
是非この「色のゾーン分け」で、ONとOFFのメリハリを付けていただき、休む時はしっかり休んで、ご自分のエンジンの性能を高めていただければと思います!
ベージュの効果はまだあります!
ネクタイやスカーフ、上半身のお洋服など、顔周りにベージュを取り入れると、相手の緊張を解いて、リラックスさせる効果があります!
ですので私は、お立場が高い方ほど、ビジネスシーンでベージュを身に着けていただけたらと思っています。
部下は、上司というだけで緊張しますから。。。
部下の緊張を解きほぐして、フラットな関係性を構築するには、ベージュはもってこいですよ!
でも、毎日ベージュだと、「●●さん、ベージュのネクタイしか持っていないのかしら?」と不思議がられてしまうので(笑)ここぞという時に、ベージュを取り入れましょう。
例えば、面談の時などが良いですね!
相手の緊張を解きほぐして、思っていることを伝え合う、そんなあたたかいコミュニケーションの場になるように、顔周りのベージュが演出してくれますよ♪
つまり、ベージュが私達を優しくリラックスさせ、休息させてくれるから、私達はまた頑張れるんですね!
お仕事で成功した時、プライベートで良いことがあった時に、陰で応援してくれた人に感謝するように、縁の下の力持ちのベージュにも感謝したくなりますね♪
ベージュの支えがあってこその、白羽の矢
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こちらのことわざの意味は・・・
人は関わる相手や環境によって、良くも悪くもなるというたとえ。
「朱」とは、黄色みのある赤色のこと。
(出典:「故事ことわざ辞典」)
だそうです。
今回はこちらのことわざから「朱」がプレゼン資料の上でどれだけ大活躍するのかを語って行きたいと思います!
(2021年3月17日配信の「カラー戦略マガジン」より)
私は今から約30年前の高校卒業後に、能登半島のド田舎から上京して来ました。
実家がある町(っていうか、村)は、道を歩けば人よりカモメに出会う漁師町だったので、新宿の警察とヤクザの抗争のドキュメンタリーをテレビで観た私は「東京って、しょっちゅう鉄砲の弾が飛び交っているんだ」「よけながら歩かないと弾に当たる」と本気で心配していました。
そういう心配を抱きながらも、これから始まる憧れの東京生活への期待で、胸がパンパンに膨らんでいた私は、お金が無くて夜行列車で上京することも、全く苦になりませんでした。
上野駅で降りたのですが、東京全土が余すことなく、ネオンでキラキラの繁華街だと思っていた私は、上野駅に着いた途端に、ネオンが私を包み込むと思っていました。
そして「東京のイイオンナ」になれると思っていました。(←なれなかった。笑)
上野駅に近付くにつれ、長渕剛の「とんぼ」の歌詞「はなのみやこっ だぁいとうきょぉ~!」の部分だけが頭の中でリピートされ、胸の高鳴りは上野駅到着と同時に最高潮を迎えました。
それなのに。
着いたホームは上野駅の地下の薄暗いホーム。しかも汚い。ネオンなんて、ひとつも見えやしない。
ひどくがっかりしたのを今でも覚えています。
そして、上京して難しかったのが、「言葉」です。
石川県って「小京都」と呼ばれる金沢のイメージが強いみたいですが、私が生まれ育ったところは、金沢からは遠く、歩いて3分で日本海の荒波に漬かるような場所だったので、短気な人が多く、荒っぽい方言だったのです。
そんな私でも、今は標準語で(笑)大勢の方々の前で、企業研修やら講演やらをさせていただいているのですから、できるようになるものですね、時間はかかっても。
「朱に交わって赤くなったなぁ」と自分でも思いますが、誰しも、こういうことって経験しているんじゃないかと思います。
最初は慣れなくて緊張していたことでも、いつしか平気になりますよね。
でもこういう風に「環境に染まる」ことを色に例える時、ことわざだと、どうして「朱」になるのでしょうか。
昔なので「ピンク」とか「ベージュ」という色名は無いにしても、私の文章でもよく出てくる「紺」や「白」でも良さそうなものですよね。
私が思うに、それは「朱」ってやっぱり「目立つ」色だからだと思います。
ところで、「朱」と「赤」の違いをお分かりでしょうか。
・・・ちょっと分かりにくいかもしれませんが、「朱」は「赤」に少しだけ「黄色」が混じった色なので、「オレンジっぽい赤」とも言えます。
書道の先生が使っている「朱色の墨汁」の色が、そうですね!
とは言え、「朱」は「赤」よりも、知名度は低いですよね。
でも、「朱」の方が「赤」よりも目立つ場合が、多々あります。
その理由は、先ほどお話しした「黄色が混じっている」ことがミソなのです。
「黄色」って、太陽の色であり、光の色ですよね。
なに色でも、色の正体は「光」なので、「光」の色である「黄色」は、目に飛び込みやすい特徴を持っています。
なので、「黄色」のネクタイを着けているだけでも、すごく目立ちます。
あ、でも、目立つうえに楽しい気持ちにさせてくれる色でもあるので、「黄色」のネクタイを身に着けていると、たくさんの人に話しかけられますから、自分から話しかけられないシャイな人見知りさんにはおススメですよ!
・・・話を戻しますが、それだけ目立って人目を引く「黄色」が混じっている「朱」は、「赤」よりも目立つ素質がバリバリあるということなのです。
私の経験上、不動産会社の方は「朱」を上手に使いこなしていらっしゃると感じます。
チラシに入れるタイトルを、「朱」にする方をたくさん見て来ました。
色のことを詳しくお勉強なさったことが無くても、「目立つ!」ということを体感なさっている方が多いのでしょうね。
「朱」と呼ばずに「金赤」と呼んでいる方もたくさんいらっしゃいました。
目立ってパッと目を引くから「金赤」という呼び名が付いたんでしょうね。
オンラインでもオフラインでも、プレゼン資料に「朱」を使うのは、とても効果的です!
オンラインのzoomなどを使ってのプレゼンで、資料を画面に映し出す時、「朱」を使うと、光の色である「黄色」が混じっている効果で、画面全体を明るく見せてくれます。
オフラインで対面する相手に、印刷した資料を見せる場合はなおさらです。
パソコンで見る色は、紙に印刷すると、大体どの色も暗くなります。
なぜ暗くなるかと言うと、色の成り立ち上、紙に印刷すると濁るからです。
なので、ご自分では「綺麗な赤!」と思っていても、紙に印刷すると「濁って暗い赤」になっている場合があり、印刷機械の性能にも左右されるので、パソコンで見た通りの色で印刷するのは、結構難しいのです。
でも「朱」は「黄色」の成分が混じっていて最初から明るいので、印刷して濁ったり暗くなったりしても、その度合いが少ないのです。
ですので、コンペのための資料など、色に気を遣うプレゼン資料では、最初から「赤」の代わりに「朱」を仕込んでおくと、仕上がった色に振り回されにくいので、労力は少なくて済むと思います。
ただ、「朱」はそれだけ明るいので、多用すると画面全体が眩しくなり、目がチカチカしてしまいます。
そうなるとお相手は、その資料の大事な部分を読み取れなくなってしまいますので、多用せずに、ポイントで使うのが「朱」の上手な使い方です!
ここを守っていただければ、「朱」は画面全体を明るくしてくれ、お相手の目も引くので、プレゼン資料の上で大活躍してくれ、力強い味方になってくれますよ!
日本人男性の20人に1人が「色弱」と言って、「赤」が「濃い茶色」に見えたりします。
「濃い茶色」って、ほぼ「黒」ですよね。
なので、プレゼン資料の中で、普通の文字は「黒」、重要箇所を「赤」にしたとしても、色弱の方にとっては「黒」と「濃い茶色」に見えます。
そして、似ているそれらの色は同化してしまいます。
つまり「ここが重要です!」ということが、ほとんど伝わっていない状態になるのです。
20人の1人に対してこの状態になるので、何か対策を講じないといけないレベルですよね!
これが「カラーユニバーサルデザイン」です!
実は「赤」を「朱」に変えるだけで、色弱の方が識別しやすくなるというデータがあります。
20人に1人って、決して少ない人数ではありませんし、「色弱の方をはじめとして、いろんな方の見え方を配慮することが、結果的には万人に見えやすく、分かりやすい資料になる」ことが、プレゼンで強くなるのは必然ですね!
そういう意味でも「朱」はおススメです!
朱を混ぜるとプレゼンに強くなる
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弟子が師匠の学識や技量を越えることのたとえ。
「藍」は染料に使う藍草のこと。
藍草で染めた布は藍草よりも鮮やかな青色となるが、その関係を弟子と師匠にあてはめて、弟子が師匠の学識や技術を越えるという意味。学問の重要性をうたった荀子の言葉から。
(出典:「故事ことわざ辞典」)
だそうです。
今回は、こちらのことわざの「出自は同じだけど、色んな効果が生まれる」ということをヒントに「まとまりもあり、メリハリもあるプレゼン資料の配色」についてお伝えしていきます!
(2021年2月24日配信の「カラー戦略マガジン」より)
私はこうして「色」の仕事をしておりますが「声」も、人の気分を左右するものだとしみじみ思います。
…というのは、初めて行ったお医者さんで、硬い声で横柄な言い方をされ、ムッとしたり傷ついたりした経験がある半面、逆の経験もあるからです。
そのお医者さんとお話ししているだけで、晴れやかな気分になったり、もっと色々とお話ししてみたいような、楽しい気分にさせてくれるお医者さんと出会ったこともあります。
私が「わぁ~♪」と特に楽しい気分になったお医者さんの共通点は、私を「おこちゃま扱い」してくれることです。
47歳ですが。笑(2021年10月現在)
「はぁ~い、きょおは、どぉしたのかな~?」
とか、
「はぁ~い、きょおは、わたしは、めぐろさんに、なにをしてあげればいいのかなぁ~?」
と、小さい子供に言い聞かせるように、ゆっくり、ハッキリ、優しく、言ってくれます。
(それぞれ別のお医者さんです。ご興味のある方には、どこのお医者さんかお伝えします。笑)
最後の「なぁ~?」が「ニャ~?」って猫ちゃんの鳴き声に聞こえるんじゃないかっていうくらいに、優しく安心できる声色です。
これらの経験から思い出すのが、以前、シンガーソングライターの楠瀬誠志郎さんのボイストレーニングに通っていた時に同じクラスだった、整形外科のお医者さんです。
当時、私は会社員で、今より痩せていたのですが、もっと痩せなきゃ!と体型を気にしていました。
でも私は根性が無いので、運動や食事制限はイヤだと思っていたら、雑誌で楠瀬誠志郎さんのお教室を知りました。
ボイストレーニングのお教室なのに、ストレッチをしている写真が載っていて、これならラクして痩せられそうだ!と思い、入会を決めました。笑
私はそんな歪んだ動機で入会しましたが、他の方々は真面目に「声」を学びたい方ばかりで、どんな時でもスムーズに声を出したいというNHKの記者の方や、もっと英語の発音を滑らかにしたいという外資系企業の方もいらっしゃいました。
そんな中に「患者さんに信頼される話し方をしたい」という整形外科のお医者さんがいらっしゃいました。
その時に思ったのが「努力する人は、色んな方面で努力するんだなぁ」ということです。
そのお医者さんは「ご自分の声が患者さんにどんな印象を与えるか」を勉強なさっていたくらいですから、医学のことについては、より一層勉強なさっていたと思います。
お教室でも、大きい声、小さい声、響く声、遠くに飛ばす声など、色んな声の出し方や、それらの印象を勉強なさっていました(私もヘタなりに頑張っていました。あっ、痩せませんでした。笑)
以前のカラー戦略マガジンで、プレゼン資料の色の使い方について「色は<情報>だから、あまり多くの色を使ってしまうと、見た人が混乱する」ということを申し上げたことがございます。
そちらに加えて今日は、
プレゼン資料では、メインのカラー「1色」を、濃くしたり薄くしたりして使うと、まとまるうえに、メリハリのある紙面になって見やすい
ということをお伝えしたいと思います!
この方法ですと、色としては「1色」なのですが、濃くなったり薄くなったりするので、バリエーションが生まれます。
色は「1色」なので、他の色に邪魔されること無く、その色のイメージがバシッとストレートに届く、まとまりのあるプレゼン資料になるのですが、バリエーションのお陰で、紙面にメリハリが生まれ、見ている人を飽きさせません!
例えば下の図のような感じです。
「赤」の持つ「強い」とか「目立つ」イメージで全体がまとまっていながらも、紙面にメリハリが生まれていると思います。
一番強いのは、
ナマのままの、混ぜ物が無い「普通の赤」なので、それを大見出しに使っています。
そして、
小見出しやポイントに「濃い赤」や「薄い赤」を使っています。
この方法は、他の色でも同様の効果が得られますので、是非お試しいただければと思います!
同じ色でも、濃くしたり、薄くしたりしたりして使うと、その色の効果が最大限に引き出されます。
違う色を使うことだけが能じゃないんです。
「同じ声」でも、声色ひとつで、相手を不快にさせたり、気分良くさせたりすることができるのと同じです。
「同じ人」でも、自分のポテンシャルを最大限に生かすために、多方面で努力するのと同じです。
是非、メインカラーを「1色」決めたら、その色を大切に深掘りして、
・ナマのままのその色(混ぜ物無しの普通の色)
・濃い色
・薄い色
でプレゼン資料を仕上げてみてください!
本日のお題の「出自は同じだけど、色んな効果が生まれる」同様に、その色の効果が最大限に届き、まとまりもメリハリもある、プレゼン資料が完成しますよ!
一色の誉れ
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特許取得の色彩設計師® 目黒潤の「カラー戦略マガジン」を開いてくださり、どうもありがとうございます!
こちらのマガジンでは、古来から伝わることわざや慣用句から「色」が入っているものをピックアップし、現代のカラー戦略で読み解いていきます!
あなたの日々の生活や、ビジネスシーンに活かしていただき、「選ばれ力」をアップしていただけたら、とても嬉しく思います!
色彩設計師® 目黒潤
こちらのことわざの意味は・・・
この世にあるすべてのものは因と縁によって存在しているだけで、その本質は空であるということ。
また、その空がそのままこの世に存在するすべてのものの姿であるということ。
「色」とは、宇宙のすべての形ある物質のこと。
「空」とは、実体がなく空虚であるということ。
「即是」とは、二つのものが全く一体不二であること。
すべてのものは、永劫不変の実体ではないという、仏教の根本教理で『般若心経』にある言葉。
(出典:「故事ことわざ辞典」)
だそうです。。。
ぶっちゃけ、難し過ぎてよく分かりませんね(笑)
仕方が無いので、今回は、
「色」とは、宇宙のすべての形ある物質のこと。
にのみ着目して(笑)
「色」の代表格である「赤」と「青」で、プレゼン資料の真理を語っていきたいと思います!
(2021年2月17日配信の「カラー戦略マガジン」より)
私は「餃子の王将」とか「スシロー」で幸せを感じちゃう安上がりなオンナなのですが、先日「餃子の王将」でトイレに行ったら、男女共用のトイレだったので、中からおじさんが出て来て、狭い場所で「あっ…」となりました。
お互いにちょっと恥ずかしくて、ちょっと気まずい感じです。全く甘酸っぱくはない、あの感じです(笑)
男女共用のトイレだと「お手洗い」という札がかかっているだけですが、普通の男女別のトイレだと、上の画像のように「男性は青」「女性は赤」のマークが付いていると思います。
マークの形は、ハッキリと人の形をしていないものもありますが、たいてい色は「男性は青」「女性は赤」になっていますよね。
下の画像は、京都の鉄道博物館に行った時に見つけたトイレのマークです。
発車よ~し!のポーズを取っていますが、やっぱり色は「男性は青」「女性は赤」ですね!
実はこのトイレのマークに「赤」と「青」の真理、すなわちプレゼン資料の「説得力」を増す秘密が隠されているのです!
トイレのマークの「男性・女性」をはじめ、日本では「赤」と「青」が正反対の意味で使われているものが、実はとても多いのです。
例えば、クイズ番組の「○・×」「Yes・No」や、水道の蛇口の「温・冷」もそうですね。
こんなに色んな場面で「赤」と「青」が正反対の意味で使われている理由は、赤って何だっけ?青って何だっけ?っていちいち考えなくても、どっちがどっちって分かってしまうからです。
つまり、私達は潜在的に「赤」と「青」を正反対の意味で捉えているんですね。
この「考えなくても分かってしまう、赤と青の正反対の力」を利用して、プレゼン資料の説得力を、大盛りマシマシにすることができます!
説得力に満ちたプレゼン資料で、ペンディングになること無く、スピーディな受注を勝ち取りましょう!
プレゼン資料で、1番目に大切なことは「赤」で書き、2番目に大切なことを「青」で書く、、、という方を時々お見受けしますが、これは実は、とてももったいないことです。。。
先のセクションで申し上げたように「赤」と「青」には「考えなくても分かってしまう正反対の力」が宿っています。
「正反対」ってどういうことかと言うと、
「赤」と「青」は対等である
ということです。
そして、
物事を2つの面から見ている
ということでもあります。
なので、
1番目に大切なことは「赤」
2番目に大切なことは「青」
という風に、
「大切なこと」という1つの面で「赤」と「青」を同時に使ったり、
「赤」の補足で「青」を使うというやり方は、
「赤」と「青」の真理に則っていないので、プレゼン資料を見たお相手の頭に、スッと入って来ません。
説明しないと分からないプレゼン資料になってしまいます。
説明しないと分からないプレゼン資料、言い換えると説明すれば分かるプレゼン資料ですが、、、説明できる場があるということは、ある意味とても幸せなことなので、それがスタンダードだとは思わない方が、準備としては周到です。
以前のカラー戦略マガジンでも書きましたが、私は新卒の時に超ブラック企業に入社し、月末になると「てめぇ、帳尻合わせろよ。数字持って来いよ!」と上司に怒鳴られながら、投資用不動産の営業をしておりました。
投資用不動産って生活必需品じゃないので、そう簡単に売れるものでもなく、見込客に無理矢理アポイントを取り、ちゃんと説明させてもらえずにアポイントが終了してしまうこともザラでした。
奥様が玄関先で資料だけ受け取って、はいサヨウナラ、ということもしょっちゅうでした。
そういう苦い経験をたくさんして「説明する場が無くても、分かってもらえる資料を作ろう!」と思い立ったのが、今の私の礎になっています。
そういうしんどい経験から「ビジネスカラー戦略®」を思い付き、20年後に特許も取っちゃうんですけど、、、それは、投資用不動産の営業がそれほど辛い経験で、もうイヤだ!と思い、その思いが熟成されたからです(笑)
ムダな経験は無いとは言え、あの経験はもうしたくないですが(笑)「プレゼン資料をちゃんと説明できる」ということは、当たり前のことではなく、恵まれた環境なんじゃないかな、と思います。
私が、説明できる場があるということをスタンダードだとは思わずに、周到に準備しよう!と思うようになった背景は、こういう過去にあります。
そしてさらに、こちらがヤル気満々でプレゼン資料を作成して、相手側に聞く意思があったとしても、当日何が起こるか分からないのが「プレゼン」だとも思っています。
当日、相手側に急用ができたり、他に優先順位が高いことが横から入って来たりして、相手側の集中力が薄くなることも想定しておいた方が、準備は万端ですよね。
相手側の活力やヤル気がいつも高いとは限らないわけですから、低い時に照準を合わせてプレゼン資料を作っておいた方が、分かりやすさは増しますし、想定外の場面にも対応できますね。
最悪、ちゃんと説明する時間が取れなかったとしても、プレゼン資料がプレゼンしてくれれば、再アポイントに繋がったり、相手側が自分で理解してくれたりしますので、受注率のアップも見込めますね!
そんなプレゼン資料を作成する際に、「赤」と「青」の真理は無くてはならないものなのです!
具体例を、次のセクションでご説明しますね!
「赤」と「青」の真理、、、すなわち「考えなくても分かってしまう正反対の力」は、プレゼン資料に下記の事柄を書く時に、最大限に活かされます!
<代表的な具体例>
・メリットとデメリット
・国内と国外
・BeforeとAfter
・旧モデルと新モデル
・マンションと一戸建て
「メリットとデメリット」でしたら、
「メリット」を「赤」で書いて、
「デメリット」を「青」で書く
という使い方です。
このように、正反対の意味を持つものを比較して載せるシーンで「赤」と「青」ほどの適材適所はありません!
両者を比較している、または、対になっている、ということが考えなくても分かりますので、とても分かりやすいプレゼン資料になりますし、説明する時間が無かったとしても、分かってもらえます!
そして「物事を2つの面から見ている」という意味も込められますので、一方的な自分語りのプレゼン資料になることを、避けることもできます。
例えば、メリットしか書いていないプレゼン資料って、押しだけが強いので、信用できませんよね(笑)
「物事を2つの面から見ている」プレゼン資料は、公正で、冷静です。
公正さと冷静さが共感を呼び、信頼されます。
そこに元々の「分かりやすさ」も加わり「説得力」に繋がるのです!
あ、そうそう、よくいただくご質問に「どっちに赤を使えば良いんですか?」というのがありますが、答えは「どっちでも良い」です。
ただ「赤」はとても目立つ色ですから、目立たせたい方や売りたい方に「赤」を使い、残りの一方に「青」を使うと、お相手のご理解も、よりスムーズになると思います。
決して、
1番目に大切なことは「赤」
2番目に大切なことは「青」
というような、
「赤」と「青」の真理に則っていない使い方をして、お相手を煙に巻くことが無いよう(笑)今日からやっていきましょう!
「赤」と「青」は、宇宙の真理ならぬプレゼン資料の真理
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