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日々のこと

空の色中毒

コロナで事務所を銀座から川崎に引越して、チャリ通勤になってから「空」に敏感になりました。
 
私は家に帰ってもたいしてすることが無いので、深夜12時過ぎまで仕事に没頭する日もありますが、そんな時は川崎のヤンキーに絡まれないように、ちょっとビクビクしながら闇夜の中、自転車を走らせています。
 
でも納期がヤバい時は夜明け前、朝4時に自転車で事務所に向かいますが、そんな時は「孤独感」でいっぱいになります。
 
人っこ一人歩いていない真っ暗な道、自転車で走っている自分と向き合うしか無く、それ以外他に無く、なんだか泣きそうにもなります。
 
深夜と夜明け前の「空の暗さ」は同じように見えますが、感じることはまるで違います。
 
夜明け前の方が、暗さがより「濃い」から、孤独感でいっぱいになるんじゃないかなぁと思います。
 
夜明け前の暗さに比べると深夜の暗さは「薄い」ので、ヤンキーにビビる余裕があるのでしょうね。
 
そして私の事務所はとにかく光が欲しいので、カーテンがありません。
 
デスクから窓越しに空を見上げると、時折、神がつくった芸術品、と言ってもまだ形容しきれないぐらいの空の表情を見せてもらえる時があり、自転車通勤になったからこそ、空の表情に敏感になったので、コロナで銀座から引越す時は泣く泣くだったけど、良いこともあったなぁと思います。
 
先日、都会にオフィスが欲しいと思い、今流行りのレンタルオフィスを何件か内覧したのですが、窓が無いお部屋ばかりだったので、やめました。
 
こんな表情があることを知ったらもう離れられない、空からは。