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日々のこと

私は何も知らなかった

私の前世は大工の棟梁かと思っていました、べらんめぇなので(大工の皆さん、ごめんなさい!)
 
でもちゃんとした方に見てもらったら、ルネサンス時代にイタリアで貴族の服を作っていた男性の職人が、私の前世だそうです。
 
ところで、うちのアシスタント達はメンタルが強くて、短気な私はいつも学ばせてもらっています。
 
アシスタントに頼んでいた仕事が思い通りじゃなかった時、
 
「その辺走って頭冷やして来いよ!」
 
と言いそうになります(すんでのところで言いませんが)
 
でもそれに近いことは言っていました、こらえられないので。
 
先日も似たようなことがあった時、アシスタント達はしばらく沈黙した後、
 
「もいっかいチャンスください!!」
 
と言ってきたのです!
 
「申し訳ございません」と返されるのかと思っていたので、ビックリしたと同時に、私、こんなんじゃダメだなぁ、アシスタント達に甘えていたなぁと自分を反省しました。
 
似たような時期に、あり得ないくらいドジっぺなタクシーの運転手さんと遭遇し、すったもんだの末、なぜか最後に私の住所を聞かれました(意味不明)
 
その時も「あ?」とビッキビキにでき上がりそうになったのですが、頭の片隅で「これは勉強なんだ」と思って、なんとか自分を制しました。
 
思い通りにいかない時もあれば、ドジな人や失礼な人に遭遇する時もありますよね。
 
でもそれは、お互いに、いろ〜んな面を持っているうちの、たった一つの面が重なって、そうなっただけなんですよね。
 
知らない面の方が断然多いのに、ほんの一面だけを見て、相手に対して強い言葉を使うのは、間違っていたなぁと反省しました。
 
今までの私は、客観的に見てこちらが正しいし、強い言い方でも敬語を使っているし、論理的で筋が通っているので、私は間違っていない!強い言葉を使う正当性がある!と思い込んでいました。
 
でも、間違っていました。
 
私はまだまだ何も知らなかった、知らないことの方がたくさんあった。
 
そこに気付くことができたので、自分を律して、誰に対しても丁寧に接することが、ほんの少しですが、できるようになりました。
 
私の憧れは「寛容性」がある人です!
 
すぐに荒ぶる情熱は、違う形で大放出しよう!笑