お客様と一緒に横浜駅前でお茶しようとしたら、どこもいっぱいだったので、仕方なく、少し離れたところにある「ルノアール」に入りました。
しかしそこも満席で、受付で名前を書いて順番待ちしていたら、私達の前にいた70代ぐらいのご婦人が、
「こんなにいっぱいだなんて、ルノアールって、よっぽど美味しいコーヒーなのね!」
と私に話しかけてきました。
美味しいって言うか、お天気のいい土曜日で、他のおしゃれカフェがどこもいっぱいだったから、みんな仕方なく、ここに来てるんじゃないかなー…と思った私が(ルノアール関係者の皆様、ルノアールファンの皆様、ごめんなさい)
「う〜ん、美味しいって言うか…」
と言いかけたら、ご婦人が間髪入れずに、
「他の場所でもルノアールって見かけたわ!大人気のお店なのね!」
と言ってきました。
その言葉を聞いて、ルノアールにワクワクを感じているご婦人の気持ちに、水を差そうとしていた自分を反省しました。
そして、ご婦人のワクワクに、私も乗っかることにしました。
「ここのコーヒーはとても美味しいんですよ!あと、コーヒーだけじゃなくて、昆布茶とかもあるんです!」
と、先ほどまでの自分に反旗を翻し、ルノアールを褒めたら、ご婦人は、
「昆布茶!あらそう!」
と言いながら、好奇心満々の瞳で、店内を見渡していました。
このご婦人のお陰で、目が覚めました。
ちょっと自分の意に沿わないと「仕方なく…」という斜めの気持ちになっていた私。
お客様と一緒に、ゆっくり座ってお茶を飲めるんだから、どこにも文句言うところなんて無いのに「仕方なく…」と思っていた私、心が曇っていたな。
ちなみに昆布茶、頼みました
美味しかった!
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