書初めに秘めた思い
時々、無性に筆を握りたくなります。
年始だし、書初めしてみました。
昨年の書初めは「研」と書きました。
今年の漢字は…2018年への想いは…といろいろ思いあぐねた結果「工」にしました。
全てに丁寧でありたい
今年は、全ての人、もの、自分に対して「丁寧」でありたいのです。
時間をかけて、手間をかけて、大切に、大切に、やって行きたい。
全てを私の掌で包み込むように、やって行きたいのです。
だから「工程」の「工」であり「工数」の「工」である「工」を選びました。
縦の線と横の線が、単純に組み合わさって意味を成している見た目も、今年の私のテーマに合っていました。
なぜ「工」の字は難しいのか
しかし、いざ、筆でしたためてみると、たった三画ですが、なんと難しいことか。
縦線と横線の組み合わせという単純な成り立ちだからこそ、一本一本、丁寧に書かないと、格好が取れない。
筆を紙に着ける瞬間の力の入り具合、紙から離す瞬間の力の抜き具合が難しい。
そして縦線を真っ直ぐに書くことも難しい。笑
しかし難しいとばかり思っていると、思い切った文字が書けず、丁寧だけど勢いが無い文字になってしまう。
いやー、本当に難しかったです!
息を止めて、足を開いて重心を下に落として、一本一本の線を書きました。
今年は私が「工」になる!
こういう気持ち、忘れてはいけませんね。
全てのお仕事、ご縁に、この気持ちで接して行きたいと思います!
「工」な私を、どうぞ宜しくお願い申し上げます!