私は仮に自分の会社がつぶれても、色の道具が全て無くなっても、山奥に行っても、もう一度今と同じことを、生涯の仕事としてやり続ける自信があります。
その時は、色の見本帳などの道具は無いでしょうから、代わりに花や葉っぱの色を見本として、それでも完璧な仕事をこなしているであろう。。。笑
うちの会社は「企業の歴史をブランドストーリーとして紡ぎ、未来に向かって発信します」と謳っていますが、創業したばかりの歴史が浅い企業様へも、ブランドストーリーを考案し、コーポレートカラーを選定し、タグラインも付けてご納品することができています。
それは、創業者個人に、今まで歩んできた人生の歴史があるからです。
そしてここからが本日気付いたばかりの、私の中では衝撃的なことなのですが、その人生の歴史は、その創業者がオギャーと生まれた時から始まったのではない!ということなのです!
連綿と続いてきた先人たちの命の礎の上に、その創業者の命があるんですよね。
つまり、色々な人生が重ね合わさって、その創業者の命が生み出され、数十年後に企業としての歴史が幕開けして(創業)、またその企業の歴史が、未来に繋がっていくのだなぁということが分かったのです!
そしてそれを「ブランドストーリー」として表現するのが私の仕事なのだと、本日やっと腑に落ちたのです。
今まで、終戦記念日に祈ったり、ご先祖様に手を合わせたりはしていましたが、先人たちの人生から私たちの人生、そして未来の人々の人生が、リレーのように続いていく、命が繋がっていく、ということに、いまいちピンときておりませんでした。
なので、そのリレーの途中に自分たちの人生がある、という視点で考えたことも無く、私はなぜ、この時代にこの仕事を選んで生まれてきたのか、ということについても、答えが出ておりませんでした。
でも数日前から考えていて、本日やっと、思考の歯車が「カチリ」と合いました。
老舗企業でもベンチャー企業でも、ブランドストーリーを考案する時は、創業の背景から考えますので、今までも知らず知らずのうちにやってきたことですが、本日明確に言語化できたことで、自分の「天命」を確信しました。
ずっと解けなかった方程式がやっと解けたような、爽快感に包まれています!
「得意」「好き」「天命」の違いも、自分なりに分かりました。
最近「パーパス」という言葉が流行っていますね。
「パーパス」とは「企業の存在意義」とのことで、「なぜ、存在しているのか」の「なぜ」の部分が特に重要なんだそうです。
なので、うちの会社の「パーパス」は、本日気付いた、気付きたてホヤホヤの、これにしました。
「重ね合わせて、未来へ。」
弱小零細企業のくせに、「パーパス」なんて、今流行りの難しい言葉を使っちゃってすみません。汗
明確に言語化できたことで、過去から未来へ、ぐわっと一気に時空を超えて見ることができる、千里眼を手に入れた気持ちです。
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