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カラー戦略マガジン

カラー戦略マガジン002:色の白いは七難隠す ~女性だけじゃない!男性もオンラインでは「白」が効果的!~

あなたの「選ばれ力」をアップします!

特許取得の色彩設計師® 目黒潤の「カラー戦略マガジン」を開いてくださり、どうもありがとうございます!

こちらのマガジンでは、古来から伝わることわざや慣用句から「色」が入っているものをピックアップし、現代のカラー戦略で読み解いていきます!

あなたの日々の生活や、ビジネスシーンに活かしていただき、「選ばれ力」をアップしていただけたら、とても嬉しく思います!

色彩設計師® 目黒潤

本日のお題

色の白いは七難隠す

こちらのことわざの意味は・・・

色白の女性は顔かたちに多少の欠点があっても、それを補って美しく見えるということ。

(出典:故事ことわざ辞典)

だそうです。
結構ナマナマしいことわざですね。笑

白ブタと呼ばれた私の子供時代

(2020年12月23日配信の「カラー戦略マガジン」より)

私の生まれは能登半島という石川県の漁村です。

漁村なんですけれども、山も後ろに控えている集落で、幼少期は裸足で駆け回り、それこそ山猿のように過ごしました。

でも、そんな環境で育ったのに、私は小さい頃は色白で、日焼けもしにくい体質だったので、口の悪い男子たちから「白ブタ~!」とからかわれていました(太っていなくて、むしろ痩せていたのに!怒)

母親に言いつけても「昔から『色の白いは七難隠す』って言うんだよ」と、褒めているのか落としているのか分からないナゾの慰めをされ、「こんなにからかわれるんだったら、色黒に生まれたかった!」と思っていました。

まぁ、私のように、一時的に「色黒」に憧れる人がいたとしても、日本人は「色白」に対する憧れが強いですね。

だから「美白」という言葉が流行り、美白目的の化粧品も多く出回るのだと思います。

日本人の「色白」に対する憧れはどこから来た?

ではなぜ、日本人はそもそも「色白」に対する憧れが強いのでしょうか?

その理由は、今から約1300年前の飛鳥・奈良時代に遡るようです。

この時代に、仏教とともに色々な文化が日本に入って来て、様々な技術や道具も輸入されたそうですが、その中に中国から輸入された「鉛白粉(おしろい)」もあったそうです。

これを顔に塗ると、綺麗に真っ白に仕上がったそうで、平安時代へと時代が移行する中で、宮中の女性達を中心に大人気だったそうです。

現代のファンデーションの原点になるものですね!

でも当時はかなりの高級品だったようです。

女性達から大人気だった理由は「顔が白くなることが嬉しい」ということよりも

「私は中国から来た最先端の文化を取り入れてるのよ!フフン♪」とか

「私は高級品を惜しみなく顔に塗ることができるのよ!フフン♪」という、

自分イケてる感の方が強かったのではないかと思うのですが、、、まぁそんなことで「顔が白い=イケてる」ということになり、平安時代には「日本人の色白に対する憧れ」は定着したようです。

「白」が最強たる所以

そういう時代背景はさておき「白」って最強の色なんじゃないかって思います。

なにが最強かって、汚れを絶対に許さない色だから。

汚れを絶対に許さない、即ち、汚れていないので、どんな場面に出ても恥ずかしくないし、正々堂々としていられる色なのです。

白いお洋服、欲しいなーと思っても「でも私、ラーメンの汁飛ばしちゃうしなー」とか「袖口にインク付けちゃうしなー」と躊躇した方は、結構たくさんいらっしゃると思います。笑

もれなく私も、その一人です。笑

だから「白」を買う時は、決意しますよね!
「絶対に汚さないぞ!」って。

そういう「決意をさせる色」って「白」だけなんじゃないでしょうか。

少し専門的に言うと「白」は最も「明度(めいど)」が高い色です。

つまり、言うまでもないですが「白」はどの色よりも「明るい色」なのです。

どうして明るいかと言うと、「光がたくさん入っている色」だからです。

そして、どの色よりも明るい「白」は、「光そのもの」と言えるんですね。

「光」には「神様」とか「正義」を彷彿とさせるものがあり、汚れを許さず、使う人に決意をさせる「白」の元々の性質も相まって「潔白」「清潔」「純粋」というイメージが、「白」の定番イメージとして定着しました(やっとカラー戦略的な話になって来た…笑)

日本の花嫁衣裳である白無垢も、文字通り「白」ですが、その理由は「白は神聖な色」だからだそうです。

これも、上述の「白」の定番イメージの一環ですね。

※ちなみにウェディングドレスも「白」ですが、これはまた違った理由だそうです。

そしてここも「白」の最強たる所以なのですが「白」を使うことを決意すると、それを発端に、周囲の様々なことが整って来るのです。

例えば「白い服」を着たら、汚さないようにしようとするから、お行儀が良くなりますし、周囲に汚いものを置かなくなります。

「白」が中心のインテリアでは、汚れが目立つので、マメにお掃除するようになり「白」の元々のイメージで「清潔感」というのがありますが、実際に清潔になります。

このように「白」には、周りを巻き込んで、襟を正してくれる効果・整えてくれる効果があるのです。

逆に言うと、そこまでの決意をもって「白」を使うと「潔白」「清潔」「純粋」という定番イメージの効果を、最大限に発揮できる、ということですね。

オンラインの打ち合わせでは「白」は特に効果的

最近は、オンラインでの打ち合わせが多くなりましたが、パソコンの画面の中って、リアルの環境よりも暗いですよね。

オンラインでの打ち合わせでは「白が多い空間」で打ち合わせに臨んだり「白い服」で打ち合わせに臨んだりすると、とても効果的です!

「潔白」「清潔」「純粋」という「白」の定番イメージにプラスして「真面目さやひた向きさ」「清潔感」も演出できますし、「白は光そのもの」ですから、画面を明るくすることができ、相手の気持ちまで明るくすることができるのです!

こんなに盛りだくさんの効果ですから、打ち合わせがスムーズに進みます♪

「白い服」とは、顔周りに「白」を持って来るという意味なので、服じゃなくても、ストールやケープでもOKです!

是非、取り入れてみてくださいね♪

本日のカラー戦略的結論

白は七難を隠すのではなくチャンスに変える。

現代のカラー戦略で読み解いた「まとめ」

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