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カラー戦略マガジン

カラー戦略マガジン004:紅一点 ~プレゼン資料の作成でも使える「紅一点」の仕組み~

あなたの「選ばれ力」をアップします!

特許取得の色彩設計師® 目黒潤の「カラー戦略マガジン」を開いてくださり、どうもありがとうございます!

こちらのマガジンでは、古来から伝わることわざや慣用句から「色」が入っているものをピックアップし、現代のカラー戦略で読み解いていきます!

あなたの日々の生活や、ビジネスシーンに活かしていただき、「選ばれ力」をアップしていただけたら、とても嬉しく思います!

色彩設計師® 目黒潤

本日のお題

紅一点

こちらのことわざの意味は・・・

多くの男性の中に、一人だけ女性が入っていることのたとえ。

(出典:「故事ことわざ辞典」)

有名なことわざなので、皆さんご存知ですよね。

本日はこちらのことわざを「プレゼン資料作成」の目線で読み解いて行きます!

オンラインでのやり取りが通常になった今「プレゼン」とまでは行かなくても、zoomの「画面共有」で、資料の精度が一目瞭然になりましたね!

「紅」は大切な美人女性

(2021年1月20日配信の「カラー戦略マガジン」より)

「紅」はただ一人の女性を意味していますが、多くの方はこの女性を「美人」だと想像しているのではないでしょうか。

私は学生の頃から今の今まで、なにかのチームに入った時、なにかの役員に選ばれた時など、女性は私一人になったことが何度かありますが、外部の人から「このチームは紅一点(私のことです)だね!」と言われた時の「おめーかよ」という顔をした男性陣の表情を見逃さずに、今日まで至ります。

中学生とか高校生ってまだ子供なので、表情も露骨で「あ~あ」みたいな顔をしている男子もいましたが、大人になると、わんぱくだった男子も、鼻タレだった男子も紳士になるもので、かすかに「おめーかよ…」という表情を浮かべながらも、感情を押し殺して、皆さん紳士的に接してくださるので、男性って、本能的に優しいんじゃないかと思っています。

「紅一点」が「美人女性」を想像させるのも、ただ一人の女性を大切に思う、男性陣の優しい気持ちが根底に流れ、膨らんだからだと思います。

このように、このことわざを男性目線で捉えつつ、プレゼン資料を作成すると、とてもうまく行きますよ!笑

美人な「紅」だから、目立たせてあげたい男性のキモチ

美人な「紅」。

だから自慢して目立たせたいし、目立たせてあげたい。

そう願う「紅」の周りの男性陣は、一致団結して「紅」を目立たせようとします。

ではどうすれば「紅」は絶好調に目立つのでしょうか。

そうですね、一番シンプルで効き目があるのは「他の紅を入れない!」ということです。

もうこれは鉄則ですね。

この鉄則を守り抜くと「紅」は最高に光り輝くのですが、プレゼン資料作成の現場でも、この鉄則を活かして効果を得ることができます!

具体的にどうしたら良いのか、次のセクションからご説明して行きますね!

絞る勇気!色を変えて目立たせたい箇所は「1割」に絞る!

「紅」は「ただ一点」だから、希少価値があり、目立ちます。

プレゼン資料を作成する時の、色を変えて目立たせたい箇所が「紅(赤)」じゃなくても、なに色でも、まさに「紅一点」に例えられるのですが、ここも目立たせたい、あそこも目立たせたい…と、色を変えて目立たせたい箇所をたくさん作ってしまうと「紅がたくさん」ということになり、希少価値が無くなりますから、結局「どの紅も目立たない」ということになってしまいます。泣

そうすると、目立たせたい箇所が思惑通りに目立たないどころか、何を言っているのか分からない資料になり、相手の時間を奪い、ヤル気を削ぎ、ヘビの生殺しのような生殺しのペンディングになってしまうこともあります。

最悪の場合、お断りが来ますが、商品やサービスの内容は良いのに、プレゼン資料作りがマズいせいで、内容が伝わらなくてお断りされてしまうなんて、悔しい!って何回言っても足りませんね。

ことわざ通りに、色を変えて目立たせたい箇所を、ほんの一点に絞ることは現実的には難しいのですが、最大でも全体の文章量の「1割程度」に絞ると、思惑通りに目立つ効果があります!

これには、なんと言っても目立たせたい箇所を「絞る勇気」が必要ですね!

絞る勇気を出さずに、ダラダラと色を変えた箇所をたくさん作り、何を言っているのか分からない資料にするのではなく、勇気を出して、本当に伝えたい箇所を「1割程度」に絞り、その部分の色を変えた方が、際立って目立ち、相手に届き、響くということを、このことわざが実証してくれています!

PowerPointを使いこなせるスキルがあれば、あとはもう「絞る勇気」だけです!笑

※「色を変えて目立たせたい箇所」は、紅(赤)じゃなくても、なに色でも、この原理は同じです。念のため。

小ワザで使える「白黒コピー」!

多くの男性の中に、性別が異なる女性がただ一人だけいるから、カンタンに目立つのですよね。

多くの男性の中に、女性も多くいると、その中で目立つのは大変なことです(元々の才能や、努力が必要ですね。汗)

プレゼン資料作成の現場でも、これに倣って「目立たせたい箇所」と「それ以外の箇所」を全く異なる色にすると、「目立たせたい箇所」は、カンタンに、思いっきり目立ちます!

例えば、、、背景が「白」の場合、目立たせたい箇所を「赤」にすると目立ちますが(図1)、背景が「オレンジ」だと「赤」は目立ちません(図2)よね。

図1<背景が「白」・目立たせたい箇所が「赤」>

図2<背景が「オレンジ」・目立たせたい箇所が「赤」>

上の「図1」のように「背景の色」と「目立たせたい箇所の色」を全く異なる色にすると、目立たせたい箇所はカンタンに目立つのですが、ご自分が選んだ色が、全く異なる色になっているかどうか、分かりにくい時もありますよね。

そんな時は、「白黒コピー」(グレースケール)が便利です!

作成したプレゼン資料を白黒コピー(グレースケール)してみて、目立たせたい箇所の文字がくっきり見えていればOKです!

実際にプリントアウトしなくても、画面上の印刷プレビューでも確認できますよ!

図1<背景が「白」・目立たせたい箇所が「赤」>

上記の画像を白黒コピー(グレースケール)すると・・・

図2<背景が「オレンジ」・目立たせたい箇所が「赤」>

上記の画像を白黒コピー(グレースケール)すると・・・

背景の中に目立たせたい箇所が溶け込んでしまって、文字が判別できない場合は「背景」か「目立たせたい箇所」の、どちらかの色を変えた方が良いでしょう。

是非、試してみてくださいね!

※重ねて申し上げますが「色を変えて目立たせたい箇所」は、紅(赤)じゃなくても、なに色でも、この原理は同じです。念のため。

本日のカラー戦略的結論

プレゼン資料作成こそ「紅一点」

現代のカラー戦略で読み解いた「まとめ」

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