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カラー戦略マガジン029:色気と痔の気のない者はない ~恥の上塗り、緊張の上塗りをしないためのスーツスタイル~

あなたの「選ばれ力」をアップします!

特許取得の色彩設計師® 目黒潤の「カラー戦略マガジン」を開いてくださり、どうもありがとうございます!

こちらのマガジンでは、古来から伝わることわざや慣用句から「色」が入っているものをピックアップし、現代のカラー戦略で読み解いていきます!

あなたの日々の生活や、ビジネスシーンに活かしていただき、「選ばれ力」をアップしていただけたら、とても嬉しく思います!

色彩設計師® 目黒潤

本日のお題

色気と痔の気のない者はない
いろけとじのけのないものはない

こちらの意味は・・・

人は誰でも似たり寄ったりだということ。
痔で悩む人が多いことから、色気と痔の気の語呂を合わせて生まれたことわざ。

(出典:ことわざ辞典 ONLINE.)

だそうです。

が!

こんなことわざ、ご存知でしたか?

私は初めて聞きました!

>痔で悩む人が多い
そそそ、そうですか・・・!?

こちらのことわざを見た瞬間「え、マジで!?」と思いましたが、私自身の視野を広げる意味も込めまして(笑)今回はこちらのことわざを、カラー戦略で読み解いていきたいと思います!

※上記の画像はイメージです。

「恥ずかしい」という感情は他のネガティブな感情を増長させる

(2021年12月8日配信の「カラー戦略マガジン」より)

20代の頃、超ブラック企業に勤めていた私は、ストレスから身体を壊して入院したことがあります。

結果は、腸の調子が少し悪くなっただけで、お陰様で病気ではなかったのですが、検査がとてもハードでした!

先端に小さなカメラが付いたホースを、お尻の穴から入れられる検査は、本当に、本当に、イヤでした!
(胃カメラの検査を腸にするようなイメージです)

20年以上前の話ですので、今は医学の進歩により、そんなに大変じゃないのかもしれませんが、当時は、本当に、本当に、大変でした。

検査前に、男性の医師から、

「こんな検査をしてごめんね。
若い女の子だから(当時の私は20代だったので)、よけいにイヤだろうし、僕も本当はこんな検査、したくないんだけど…」

と謝られ、まだ検査の全貌がよく分かっていなかった私は、なんでこんなに謝られるのかナ? 検査前の、この「溜め」の空気はナニ?と思っていたのですが、まぁそういうことでした(苦笑)

恥ずかしいわ、痛いわで(特に腸のカーブに合わせてカメラが曲がる時)、その時の記憶はトラウマとなって残っています。

でも今思うのは「恥ずかしい」から、よけいに「痛く感じた」のではないか、ということです。

ここで私が、そんなの検査だから仕方ないよね!と割り切ることができていて、恥ずかしいという気持ちがあまり無かったとしたら、こんなにウェットな気持ちにはなっていなかったと思うのです。

もっとドライに「あ、大腸の検査?うんうん、痛かったよー!」と、カラッと人に語れるくらいになっていたと思うのです。

「恥ずかしい」という感情は、他のネガティブな感情を増長させるのでしょうね。

おしゃれより大切なのは「恥をかかない」こと

そして「恥ずかしい状況」になると、頭に血が上り、冷静に考えられなくなる(つまり、テンパる)ということも、往々にして起こりますよね。

「恥ずかしい」とは少し違うのですが、「緊張していて、しかもその緊張を楽しめない状況」は、「テンパりやすい」という意味では「恥ずかしい」と似たような状況ではないでしょうか。

例えば「好きな人に会いに行く」という状況でしたら、緊張してドキドキしますが、楽しみですよね。

でも「初対面の相手にプレゼンしに行くけど、どんな反応が返って来るのか、皆目見当がつかない。下手したら気分を害されるかもしれない」とか「格式ある場所での仕事関係のパーティ(セレモニー)に出席するけど、完全にアウェイな立場」みたいな状況ですと、緊張しますし、その緊張を楽しむこともできませんし、「とにかく恥はかきたくない」という感情も湧きますよね。

ということで、本日は、

格式ある場所での仕事関係のパーティ(セレモニー)に出席するけど、完全にアウェイな立場

に特化して、

恥をかかないためのスーツの着こなし

をお伝えしていきたいと思います!

おしゃれよりも、「恥をかかない」ことの方が大切ですものね!

生地の「質」で一発勝負

まずスーツの色は「紺」、特に「濃紺」が良いと思います!

「紺」は世界的に「フォーマル感」「ビジネス感」を表現できると認められている色ですので、国際色豊かなパーティでも、堂々とお召しになっていただくことができる色です!

そして「格式ある場所」というのは「質」重視です。

なのでスーツの模様は、大柄なストライプやウインドウペン(格子柄)よりも、「無地」「控えめなピンストライプ」や、生地の「織りの陰影」でストライプを表現する「シャドーストライプ」が良いと思います!

なぜならば、そのような控えめな柄だからこそ「生地の上質さ」を際立たせることができる、つまり「生地の質」で勝負できるからです。

模様が無いからこそ、「生地の質」がモノを言います。
まさに、生地での一発勝負です。

大柄な模様は、生地の質をごまかすことができる…というのは言い過ぎですが、控えめな柄の方が、良くも悪くも生地の質が際立ちますよね。

ですので「格式ある場所での仕事関係のパーティ(セレモニー)」には、是非、

上質な生地の「紺」の無地、もしくは控えめな柄の「紺」のスーツ

にてご出席いただけたらと思います!

※仕事関係のパーティでない場合は、また条件が違ってきます。

品の良い艶感と色気が出まくりの組み合わせ

「紺のスーツ」に合わせるネクタイは、お立場それぞれでおススメできる色が異なってきますので、一概には言えませんが、

上質な生地の「紺」のネクタイ

はテッパンで、どなたにもおススメです!

私は今までたくさんの方々に、「紺」のスーツに「紺」のネクタイの組み合わせってカッコ良いですよ!と言ってきましたし、このメルマガでも書いたことがありますが、全身で使う色数が「紺1色」だからか、

「地味じゃない?」

とおっしゃる方が何名様かいらっしゃいます。

でも、全く地味ではありません。

なぜならば、スーツもネクタイも「質重視」というルールを尊重し、生地にこだわると、自然な「光沢」が生まれ、それが「上質な美しさ」を醸し出すからです。

ですので地味どころか、

品の良い艶感
品の良い色気

が出まくりなのです!

今まで「紺×紺」の組み合わせは地味なんじゃないか、と敬遠されていた方も、機会がございましたら、「色」だけではなく「生地の質感」にも着目してみてくださいね。

ものすごく上質なコーディネートになりますよ!

そして、こんなに「上質感」が生まれるのには、もう一つ理由があるのです!

その理由は、次のセクションでご説明しますね!

カラーコーディネートの「落ち着き」は何に繋がるのか

色はそれぞれに、イメージを持っています。

これは言い換えると「色はそれぞれに、人に与える情報が異なる」ということです。

「赤い洋服」と「青い洋服」はそれぞれ印象が違いますし、「赤をメインカラーにしたプレゼン資料」と「青をメインカラーにしたプレゼン資料」でも、雰囲気が異なってきますよね。

なので、色は単なる装飾ツールではなく、

色は情報

と捉えていただければと思います!

そう考えると、色数の多いコーディネートには、たくさんの情報が詰まっていますが、情報が錯綜してまとまらず、散らかって見える懸念があります。

お洋服の場合には、下品に見えたり、田舎くさく見えたりする場合がありますし、プレゼン資料の場合には、何が言いたいのか、分かりにくくなる場合があります。

しかし、色数の少ないコーディネートでは、一色一色の特徴が際立つので、その色が持つ情報が、しっかりと地に足を付けて伝わるという「落ち着き」が出ます。

このカラーコーディネートの「落ち着き」が、本物の「上質感」や「高級感」に繋がっていくのです!

なので、「紺」のスーツ×「紺」のネクタイのように、全身で使う色数を少なくしておくと、それだけで、

上質感が生まれる!
高級感が生まれる!

という、カラー戦略ならではの効果が生まれます!

ちなみに、この場合のシャツの色は「白」か「薄い水色」をおススメしますが、プラスアルファとして「白のポケットチーフ」を挿すことを、強くおススメします!

たかがポケットチーフ1枚ですが、これがあると、本当に洗練されて見えるのです!

普段はあまりポケットチーフに馴染みが無い方でも、せっかくの格式ある場所でのパーティ(セレモニー)ですので、是非お試しいただけたらと思います♪

「恥をかくのではないか」という心配を全力で取り除いて、本来の魅力を発揮する

このように「生地の上質さ」にこだわり、さらに「全身の色数」も調整すれば、格式ある場所での仕事関係のパーティ(セレモニー)も、怖くありません!

緊張するアウェイな場面で「俺の服装、変じゃない?」と心配して「緊張の上塗り」をし、テンパることが無くなります!

それどころか、一言で言って「カッコ良い!!」、つべこべ言わなくても「カッコ良い!!」ので、のびのびと、本来の魅力を発揮していただくことができます! 

まとめますと、格式ある場所での仕事関係のパーティ(セレモニー)では、

★上質な生地の「紺」の無地、もしくは控えめな柄の「紺」のスーツ
   +
★上質な生地の「紺」、もしくは「紺」に近い色のネクタイ
   +
★「白」のポケットチーフという

「恥をかくのではないか」という心配を全力で取り除いた服装で、「選ばれ力」を益々発揮してみてくださいね!

※本日のお話は女性にも当てはまりますが、女性の場合は、もっと華やかでもOKです!

本日のカラー戦略的結論

「紺」で「恥」を撃退できない者はない

現代のカラー戦略で読み解いた「まとめ」

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