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カラー戦略マガジン033:顔色を読む ~グレーの「アシスト力」に守られる~

あなたの「選ばれ力」をアップします!

特許取得の色彩設計師® 目黒潤の「カラー戦略マガジン」を開いてくださり、どうもありがとうございます!

こちらのマガジンでは、古来から伝わることわざや慣用句から「色」が入っているものをピックアップし、現代のカラー戦略で読み解いていきます!

あなたの日々の生活や、ビジネスシーンに活かしていただき、「選ばれ力」をアップしていただけたら、とても嬉しく思います!

色彩設計師® 目黒潤

本日のお題

顔色を読む
かおいろをよむ

こちらの意味は・・・

相手の表情から、その人の機嫌の善し悪しを察すること。

(出典:ことわざ辞典 ONLINE.)

だそうです。

今回は「機嫌の善し悪しを察する」を言い換えて、

「相手の状況や気持ちを慮る」

ということについて、お話ししていきたいと思います!

なんだか尼僧のように尊いことを言っていますが、クレジットカードの不正請求被害に遭ったお話から、今回は始まります。笑

敬語が完璧でも、杓子定規な対応にイライラするのはどうして?

(2022年2月2日配信の「カラー戦略マガジン」より)

先日、クレジットカードの不正請求被害に遭いました。

Facebookに広告を出していないのに、広告を出した請求をされたのです。

簡単に申し上げますと、誰かが私のカードを不正に使って、Facebookに広告を出したんですね。

不正に使われた回数は64回で、合計金額は25万円ちょっとです。

WEB明細を見て、支払う前に気付いたのでまだ良かったのですが、カード会社の方とお話ししたところ、数字をランダムに組み合わせて15桁のカード番号をつくり出し、誰かのカード番号にヒットしたら、それを不正使用する輩が最近出てきているそうです。

なんと私のカードが、それにヒットしてしまった可能性があるとのこと。

そんなのにヒットしてしまうなんて、すごい確率ですよね!

私はその話を聞いた時「私、キテる!!持ってる!!」と思い、被害に遭っているのに、心が躍りました。

(※「キテる 」とは「運がやって来ている」というような意味で使っています。「持ってる」とは「運を持っている=運が良い」という意味で使っています)

そんなすごい確率でカード被害に遭うのなら、同じように、宝くじに当選する確率の運も持っていると思ったのです!

左に行くか、右に行くかの違いだけで、キテることは事実だと思いました!

(ちょっとアタマが南国ワイキキビーチですみません)

なので張り切って宝くじを買いに行き、さらに張り切って、前後賞狙いで連番を購入してみました!

200円という当選結果でしたが。爆笑

まぁそんな感じで捉えているので、不正請求被害に遭ったことは、別に悲観していません。

お金を支払う前に気付きましたし。

でもその後が、ものすごーーーく面倒で、疲れましたし、イライラもしました。

何にそんなに疲れて、イライラしたかと言うと、Facebookとカード会社とのやり取りにです!

64件も不正使用された明細は、WEBからダウンロードして、エクセルにまとめてありました。

それをFacebookに送って、請求をキャンセルしてもらうとか、犯人を見つけてもらうように言いたかったのですが、問い合わせ窓口の対応が、ものすごく杓子定規で、機械みたいな対応だったのです。実際に機械なのかもしれませんね。

問い合わせフォームがあり、内容を書いて、ファイルを添付するボタンもあるので、エクセルファイルを添付して送信したのですが、

「不正使用された日付と金額を書いて送ってくれないと、調べられません」

と事務的な回答が返ってくるだけだったのです。
(メルマガなので簡潔に書いていますが、実際は、もっと杓子定規で事務的な文章です)

不正使用された内容は、エクセルにまとめて添付しているのに、そのエクセルファイルを開いてくれないのです。

問い合わせフォームに不正使用された日付と金額を64件もベタ打ちするの!? そんな手間なこと、やりたくないよ! と思い、粘り強く、3回ぐらい添付ファイルを送り直してみたのですが、結果は変わらず、最後まで添付ファイルを開いてくれませんでした。泣

埒が明かないので、泣く泣く、64件もの不正請求の明細を、問い合わせフォームに手入力でベタ打ちして送信したところ、

「アカウントを乗っ取られたわけではないので、請求をキャンセルすることはできません。ご理解お願いします」

という血も涙も無い、これまたなにかのフォーマットをコピペしたような、杓子定規な回答が返ってきました。泣

Facebookのアカウントを乗っ取られたわけではないし、誰かにカードを不正利用されたことに関しては、Facebookは無関係なので請求はキャンセルしないよ、ということなんですね。

Facebookの言い分はごもっともです。

でも、直接お話しできる電話の窓口は無いですし、問い合わせフォームの返信は杓子定規で、こちらの状況や気持ちを伝えることができず、添付ファイルを開いてもらうこともできず、その不満を伝えることができないもどかしさもあり、とても疲れました。

しかし、さらに疲れたのが、カード会社とのやり取りです。

Facebookは問い合わせフォームでしかやり取りができず、十分なコミュニケーションを取れなかったことで、とても疲れてしまったのですが、カード会社は逆に、電話でしか、やり取りができなかったのです。

なので、Facebookからの杓子定規な回答を、私が電話で読み上げ、それをカード会社のご担当者が聞き取り、メモるという、、、。

あの、、、Facebookからの回答を転送できれば3秒で終わるのに、この手間は、ナニ・・・?

な・ん・で、電話でしかやり取りできないのカナ・・・?

おまけに一応、私の身辺でカード番号を盗まれた可能性も追わないといけないとのことで、カード会社から簡単な聞き取り調査があったのですが、それがもう、15年前にタイムスリップしたのかと思うぐらい、これまた杓子定規で時代遅れな質問だったのです。

なんと、一発目の質問で、

「目黒さんの周りで、Facebookをやっている方はいますか?」

と聞かれたんですよ!

Facebookをやっていない方もいますが、今の時代、FacebookはメジャーなSNSですよね!

それなのに、やっている方が少数派かのように、

「やっている方はいますか?」

なんて。。。

一瞬ポカンとして、

「・・・みんなやっていますよ?」

と答えると、

「繋がっている方は、何人ぐらいでしょうか」

と返されたんですよ!!

Facebookで繋がっている人の数なんて、パッと答えられるほど、きちんと把握していないので、

「何百人か何千人か分からないけど、いっぱいいますよ!」

と、イライラを抑えながら答えましたが、そんな私をよそに、さらに聞き取り調査は続きました。

カード会社「そのうち親しい方は何人ぐらいでしょうか」

私「・・・(←イライラを抑えている)あ、あのぉ、『親しい』ってどれくらいの関係のことを言うんでしょうか」

カード会社 「時々会うような・・・(←私のイライラに気付き、恐る恐る答えている雰囲気)

私「・・・(←引き続きイライラを抑えている)あ、あのぉ、このご時世、親しくても、あまり会えませんよね??」 

カード会社「あ、は、はい、そ、そうですね。。。」

私「なんのために、こんな質問をされるんですか!!??(←イライラ爆発)」

カード会社「も、申し訳ございません。。。ただ、質問しないといけない決まりがございまして。。。」

つまり、ご担当者も、バカげた質問だなー、今の時代に合っていない質問だなーということは認識しつつも、その質問項目に沿って聞き取り調査を進めることが社内の決まりなので、そうせざるを得なかったようです。

杓子定規で時代遅れな対応が、要らない手間をつくっていますよね。

時間も無駄遣いしているし、お互いのモチベーションも下がります。

「目黒さんの周りで、Facebookをやっている方はいますか?」

 なんて、Facebookが流行り始めた15年前にされる質問だよーオイオイオイオイ。

カード会社の質問項目は、15年間、アップデートされていないということなのでしょうか。

Facebookとのやり取りはもどかしいし、カード会社とのやり取りはバカバカしいしで、いくらアタマが南国ワイキキビーチの私でも、とてもイライラしてしまいました。

でも、今年の私のテーマの1つに、

「外部要因に振り回されない。自分の軸をブレさせない。いつも気持ちを落ち着けている」

ということがあるので、イライラしながらも、必死に気持ちを抑えようとしていました。

そうしましたら、そのうち、カード会社のご担当者に対して、イライラして申し訳なかったな、この方が悪いわけでもないのに。。。という気持ちが湧いてきました。

謝ろうと思い、

「さっきはイライラしてしまって、申し訳ございませんでした」

と言ったら、

「いえいえ、とんでもございません! ご自分のカードが不正利用されて、よく分からない状況なので、イライラされるのはごもっともでございます! どなたでもそうなると思います!」

と、初めてご担当者の「気持ちのこもったお言葉」を聞くことができました。

そして最後は、お互いの間に連帯意識みたいなものが芽生え、仲良しになった雰囲気で、電話を終えることができました。笑

私は接客マナーやビジネスマナーの研修講師もしていますが、気持ちがこもっていない杓子定規な対応は良くないですね、ネットでも電話でも。

たとえ敬語が完璧でも、相手の状況や気持ちを慮らない杓子定規な対応は、相手のストレスを高めるだけだと思いました。

ところで逆に「相手の状況や気持ちを慮る」、これがプレゼン資料上でもできると、相手が理解しやすくなる=売上アップに繋がる、というテクニックがあります!

テクニックと言っても、本当にちょっとしたことなんですけどね。

クレジットカードの不正請求被害のお話から始まりましたが、今回は、

「相手の状況や気持ちを慮る、プレゼン資料のカラー戦略」

をお伝えしたいと思います!

相手を慮る「理解促進ツール」とは

ページ数の多いプレゼン資料ですと、途中で「中表紙」を挟む場合がありますね。

中表紙は、何についてのお話か、どの階層でのお話かを相手に伝える「理解促進ツール」だと思います。

プレゼン資料を印刷してお渡しする場合は、この「中表紙」がホッと一息つける役割も担いますし、まさに、相手の状況や気持ちを慮っている1枚ですね!

しかし、オンライン上のプレゼンだったり、対面の場で大きなモニターを使ってプレゼンする場面では、その中表紙のスライドが出てくると「間が抜ける」「リズムが狂う」状態になる場合もあるのではないでしょうか。

一応、中表紙をスライドとしては見せるけれども、「では次は●●についてのご説明です」と一言だけの説明で、時間にすると1~2秒で、次のスライドに移られる場合が多いのではないかな、と推察します。

緊迫した雰囲気の、限られたプレゼン時間の中で、本当に必要な「間」なのかな、と思いますよね。

また印刷してお渡しする場合には、中表紙があるばっかりに「ページ送りがうまくいかない」ということもあると思います。

例えば、2ページを並びで見せたい、見開きで見せたいから、あと1ページ増やすか減らすかしないといけない、という場合です。

そんな時に「中表紙」のような、あれば便利だけれども、重要度は大して高くないページの存在、というのは悩ましいですよね。

そういう時、中表紙に代わる役割を担ってくれるのが、

グレーの直角三角形で作る「タブ」

なのです!

注目すべきはグレーの「アシスト力」

「グレーの直角三角形のタブ」の作り方は、上の画像のように、グレーの直角三角形に、その「章」(階層やサブタイトルなど)のタイトルを書いて、角を合わせてページの隅に置くだけです。

置くページは、その章の階層下にある全てのページに置いても良いですし、章の最初のページだけに置いても良いと思います。

サンプル画像でご説明しますね。


中表紙です。
(章のタイトル)


中表紙の次のページです。
(章の階層下のページ)

これらの2ページを「グレーの直角三角形」を使って、1ページにまとめることができます。

このグレーの直角三角形が、中表紙の小型版、つまり「タブ」となって、プレゼン資料を見た相手の理解が促進される「目印」となってくれるのです。

つまり、この「グレーのタブ」があるだけで、そのページが何のお話をしているのか、どの章の階層下にあるページなのかが、一目瞭然になります!

そして1ページをまるまる使うわけではないので、「ホッと一息つける」ということはできませんが、「間が抜ける」「リズムが狂う」ということが無くなります!

緊迫した雰囲気の、限られたプレゼン時間の中での、微妙な「間」も無くなります!

ではこの直角三角形のタブの色はなぜ「グレー」なのでしょう。

それはグレーの「あまり目立つ色ではない」という特徴を、逆手に取っているからです。

「あまり目立つ色ではない」ということを言い換えると、グレーは「他の色を邪魔しない、謙虚な色」ということです。

むしろ他の色が目立ちやすいように、アシストしてくれる色なのです!

例えば、iPadのキーボードの色の一つにも「グレー」があります。

私もこのグレーのキーボードを使っていますが、キーボードの色が視界を邪魔しないので、画面に集中できるんですね!

そして当然、キーボードとしての役割も果たしています。

プレゼン資料上では、このグレーのキーボードのような役割を「グレーのタブ」が担ってくれるのです!

そのページが何のお話をしているのか、どの階層下にあるページなのかを伝えながら、そのページの内容に集中させてくれるのです!

一人二役の働きです!

なので、プレゼン資料を見た相手の理解が促進され、引いては、売上アップにも繋がるんですね!

グレーの素晴らしい「アシスト力」ですね!

地下発! パラパラ漫画からスタートしたアイディア

ところで「グレーのタブ」の形がなぜ「直角三角形」なのかは、「ページの隅にピタッとはまるから」です。

実はこの「グレーのタブ」は、ノートのページの隅などに描く、パラパラ漫画から思いついたアイディアです。

私の経験から思いついたアイディアなのですが、以前、ページ数が多いプレゼン資料を印刷して、プレゼン相手に渡したことがありました。

私が帰った後で、プレゼン相手が「あれはどこに書いてあったっけ~?」とパラパラとページをめくることを想定して、一発で目的のページを見つけてもらうにはどうしたら良いかな?と考えながら、プレゼン資料を作りました。

私はすきま産業の自営業なので、

「プレゼン資料をちゃんと見てもらえない」

という底辺からスタートしているんですね。笑

なので、頼まれていなくても、相手がやりやすくなったり、喜んでくださることをいつも考えていまして、地下から地上に上がるために必死です。笑

「プレゼン資料を1枚1枚きれいにめくってもらえなくても、パラパラと軽くめくるだけでも、どこに何が書いてあるか、一発で見つけられるプレゼン資料にするにはどうしたら良いだろう?」

と、必死に考えた結果、パラパラ漫画がヒントになり、グレーの直角三角形を、当初は「しおり」として、ページの隅に置くことを思いつきました。

そして、パラパラとページを軽くめくる時だけではなく、相手の理解も促進してくれる「タブ」として、アイディアは膨らんでいきました。

小さなことですけどね。

どの隅に置くかは自由!

パラパラ漫画からスタートしている「グレーのタブ」なので、どの隅に置くかのルールはありません。

自由です!!

4つあるページの隅の、どこに置いていただいても大丈夫です!

自由にデザインしていただけたらと思います!

最も見やすいのは、サンプル画像のように「左上の隅」ですが、ヘッダーのデザインの関係などで、左上の隅に置くことが難しい場合には、他の隅でも大丈夫です!

相手に喜ばれる行動とは

プレゼンも、プレゼン資料も「相手ありき」のものですから、まずは「相手の状況や気持ちを慮る」ことが大切ですね。

それを「行動」で表現すると、

相手に合わせて、臨機応変に対応する!

ということも、一つなのではないでしょうか。

プレゼン資料を見た相手の、理解促進のために、

●「中表紙」がベストの時には、1ページをまるまる使って中表紙を入れる。

●1ページをまるまる使うことはしたくないけれど、中表紙のような役割のものが欲しい時には「グレーのタブ」を入れる。

どちらも、相手を慮っての判断と対応です。

相手を慮ってのアイディアは、どんどん出していきたいですね!

こんな風に、杓子定規ではない、臨機応変な対応は、相手が喜んでくださることに直結します!

だって「相手を特別扱いしている」ということだから。

相手を慮る臨機応変な対応の一つに、今回ご紹介した「グレーのタブ」を追加していただけたら、とても嬉しいです!

本日のカラー戦略的結論

相手を慮る時は、グレーの力を借りよう!

現代のカラー戦略で読み解いた「まとめ」

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カラー戦略マガジン032:カラスの濡れ羽色 ~後ろ髪が乱れている女性に注意!~

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本日のお題

烏の濡れ羽色
からすのぬれはいろ

こちらの意味は・・・

髪の毛が、水に濡れた烏の羽のように、真っ黒で艶のあるようす。

(出典:ことわざ辞典 ONLINE.)

だそうです。

今回はこちらのことわざにちなんで、髪の毛を見ただけで分かる「心に余裕の無い女性社員の見分け方」をお伝えします!

「心に余裕の無い女性社員」に気付いて、フォローすることは、ケアレスミスを防ぐことになり、引いては会社全体の売上アップにも繋がります!

特に男性上司の方、必見ですよ!(笑)

髪の毛から、部屋や財布の状態まで透視できる

(2022年1月19日配信の「カラー戦略マガジン」より)

今までたくさんの女性の「パーソナルカラー分析」を行ってきた私ですが、自分なりに統計を取ることができたことがあります。

統計、と言いますか、事実です(笑)

それは「後ろ髪が乱れている女性は、部屋が汚い」という事実です。

顔はとても綺麗にメイクされています。

そして前から見る分には、パッと見、髪の毛も整っています。

しかし、後ろから見てみると、髪の毛がボサボサだったり、枝毛だらけだったりする女性は、100%、いえ、200%、部屋が汚いです(笑)

私はハッキリお伝えしますので、そういう女性にパーソナルカラー分析をさせていただいた時には、

「部屋、汚いでしょう?」

とハッキリ聞きます。

そうすると皆さん、

「えーーー!!!なんで分かるんですか!? なんか見えるんですか!? 霊感とかあるんですか!?」

とビックリなさいますが、答えは簡単で、後ろ髪が乱れている女性は、自分の目が届かない部分を、気にする余裕が無いのです。

自分の目が届く範囲を整えるだけで、いっぱいいっぱい。

心に余裕が無いのです。

なので、自分や家族以外の目にさらされることの無い部屋は、まず汚いです。

古くなって劣化した化粧品を、処分せずにゴチャゴチャと溜めてありますし、脱いだ服が地層のように積み上がっています。

お財布の中も、古いレシートや使わないポイントカードでいっぱいです。

靴のかかとも、片側だけ減っていたりします。

このように、目に付きにくい部分が「汚い」または「だらしない」のです。

どうしてここまで分かるかと言うと、かつての私がそうだったので(爆)

私の一番ひどい時は、朝、前の日のメイクを落として、すぐにその日のメイクをしたりとか、スーツのまま、炬燵で寝たりしていました。

もう、お風呂に入って着替えるという、健全な日常生活を送る余裕が無かったんですね。

そんないっぱいいっぱいの生活を経て、今のお仕事に就き、後ろ髪が乱れている女性達に出会うと、かつての私と同じだなぁと思います。

そして彼女達に、

「部屋、汚いでしょう?」

と聞いていったところ、100%の確率で、

「えーーー!!!なんで分かるんですか!?」

と驚かれるので、こりゃもう統計の域を超えて、事実だな、と思った次第です。

で、ここからが本題です!

こういう女性と一緒にお仕事をするうえで、気を付けないといけないのは、

心に余裕が無い=ケアレスミスが多い

という事実です。

例えば、照明の消し忘れとか、FAX番号の打ち間違えとかです。

でもそういう小さなことでも、失敗するとご本人は凹みますし、周りに迷惑をかけて、信用を失うこともありますよね。

なので、一緒に仕事しているメンバーに、後ろ髪が乱れている女性がいたら、そっとフォローしてあげるのが良いのではないかな、と思います。

フォローの仕方は、次のセクションでご案内しますね!

フォローのお声がけはソフトに

私のようにハッキリと、

「後ろ髪が乱れているね」とか、
「部屋、汚いでしょう?」

と言うと、普通はショックを受けるので、言わないでくださいね(笑)

私は「パーソナルカラー分析」を行うという、非日常的な場面で相手を観察する立場なので、ハッキリ言っても受け入れられますが、普通は、日常の場で、一緒に仕事をしているメンバーや上司からそんなことを言われると、ショックを受けたり、はぁ?(怒)と思ったりすると思います。

ですので、

「最近、どう?」
「なんか、困ってること無い?」

と、ソフトにお声がけするのが良いのではないかな、と思います。

フォローする時に、身に着けると良い色がございますので、次のセクションでご紹介しますね!

どんな風にフォローしたいかで、選ぶ色は変わってきますよ!

優しくフォローしたい場合

ピンクのネクタイか、ピンクのスカーフ、ピンクのトップスなど、顔周りに「ピンク」を持ってきましょう!

もし、濃いピンクか薄いピンクかを選べるのであれば、薄いピンクの方が「優しい」雰囲気を出すことができます。

そして、模様は目立たないものか、無地が良いです。

なるべく、純粋なピンクパワーを全開にしたいのです!

そしてその女性に、

「最近、困ってること無い?」

と聞いてあげてください。

そうすると優しさが伝わり、気持ちのうえで甘えさせてあげることもできるのです。

ピンクは優しさを伝えられる天才ですから、その女性は、とてもリフレッシュできると思いますよ!

傾聴でフォローしたい場合

ベージュのネクタイか、ベージュのスカーフ、ベージュのトップスなど、顔周りに「ベージュ」を持ってきましょう!

もし、ベージュが無ければ、茶色でも良いです。

ベージュと茶色の効果の違いは、ベージュの方が明るい印象を与え、茶色の方が安定感や安心感を与えます。

そしてやっぱり、模様は目立たないものか、無地が良いです。

模様に干渉されずに、純粋なベージュ(茶色)パワーを全開にしたいからです!

そしてその女性に、

「最近、困ってること無い?」

と聞いてあげて、徹底的に傾聴してあげましょう!

ベージュや茶色は、自分が脇役になって、相手の話を聴いてあげる時に最適な色です。

相手にリラックス効果を与えられる色なのです。

さらに言うと、良い・悪いのジャッジはせずに、ひたすら話を聴いてあげることで、その方は澱を吐き出すことができます。

もし、良い・悪いのジャッジが必要であれば、その方が澱を全て吐き出した後の、人の意見を受け入れられる余裕ができてからが良いのではないかな、と思います!

フォローのミソ

気持ちに余裕が無い女性のフォローをすることで、彼女のケアレスミスを未然に防ぐことができます。

結果として、お互いに仕事の効率が上がり、充実し、楽しくなります!

「仕事の効率が上がり、充実し、楽しくなる」って、サラッと文章にすると大したことの無いように見えますが、でもその喜びが、次のお仕事の、明日の、活力となって繋がっていきますよね!

日々、その連続ですよね。
そしてその連続で、人生はつくられていきますよね。

なので、「女性の後ろ髪」を観察することは、実は自分の人生にも、お相手の人生にも関わる、ものすごーーーく、大切なことなのです!!

特に、女性の部下の気持ちが分からなくて、扱いに困っている方は、すぐにこの「部下の女性の後ろ髪観察大作戦」を実行してみてくださいね!

でも、あんまりジロジロ見ると逆に嫌われますので、あくまでも、そっと観察してくださいね(笑)

フォローされた女性は、きっと気持ちに余裕ができ、生活も整って、自分に自信も生まれ、もう、後ろ髪は乱れなくなることでしょう!

そして髪の色は黒じゃなかったとしても「烏の濡れ羽色」のようなツヤが生まれ始めたら、フォローは大成功の証です!

「部下の女性の後ろ髪観察大作戦」のゴールです!

これは、ご自分の人生も、お相手の人生も、烏の濡れ羽色のように、ツヤツヤと輝き始めるスタートでもありますね!

本日のカラー戦略的結論

「烏の濡れ羽色」はゴールでもあり、次のスタートでもある

現代のカラー戦略で読み解いた「まとめ」

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カラー戦略マガジン031:嘴が黄色い ~行き詰った時には「黄色」のエネルギーを~

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本日のお題

嘴が黄色い
(くちばしがきいろい)

こちらの意味は・・・

年が若くて経験が浅いことをあざけっていう言葉。
ひな鳥の嘴が黄色いことから。

(出典:ことわざ辞典 ONLINE.)

だそうです。

2019年2月22日の「毎日新聞」の「余録」にも、本日のお題と関係した面白い記事が載っていました。

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「くちばしが黄色い」とは未熟なことで、鳥のヒナのくちばしの色に由来する。餌を求めて大きく開いたヒナの口の中も黄色いが、この色と開いた口の形が親鳥の本能を刺激し、餌を与える行動を促すという。

—————————————————————————-

だそうです。

本日はこちらのことわざと、私の失敗談(涙)から、「黄色を使ったコミュニケーション」についてお話ししたいと思います!

「嘴が黄色い」のは私だった

(2022年1月5日配信の「カラー戦略マガジン」より)

先日、実家の祖母とzoomで話しました。

祖母はお陰様で元気な98歳で、会話もできますし、着替えなど、身の周りのことも一人でできます。

夜9時になると「大変、もう寝なきゃ!」と言ったりして、時間の感覚や生活のリズムもしっかりしています。

そんな祖母だったので、zoomでも楽しく話せると思っていたのですが、今回はちょっとかわいそうなことをしてしまいました。

祖母は、私のことを「潤という名前の子(すみません、祖母から見ると、47歳の私でも「子」なので。。。)」ということは分かっているのですが、私が誰の娘なのか、自分との間柄はなんなのか、その辺の関係性が、すぐには分からなくなっていたのです。

zoomで私と顔を合わせて、キョトンとしている祖母に「●●の娘だよ」とか「おばあちゃんの孫だよ」と言っていたら、徐々に思い出してくれたのですが、それでも終始、分かったような分からないような、いまいち腑に落ちない顔をしていました。

私は祖母と話しながら、祖母がキョトンとしてしまったのは「zoom」のせいもあると気付きました。

話している最中に何度も「帰って来たんか(帰って来たんだね)」とか「道中、寒かったやろ」と、まるで私が帰省して目の前にいるように、声をかけてくるので、なにかおかしいな・・・とは思っていたのですが、後で祖母の傍にいた母に聞いたところ、祖母は、私が隣の部屋にいると思っていたそうです。

そして隣の部屋にいるのに、どうして私が自分の傍に来ないのか、「横浜は寒いよ」と言っているのか、不思議に思っていたそうです。私が隣の部屋にいるとしたら、なぜパソコンのモニタの中に私がいるのか、つじつまが合いませんが、祖母の中では、そう考えた方がつじつまが合っていたのでしょう。

それくらい、祖母の中では、モニタの中の私は「あり得ない」私だったのでしょう。

祖母と話している途中から少し悲しくなり、反省の気持ちが湧いてきました。

いくらzoomが便利だと言っても、大正13年生まれ・98歳の祖母に、いきなり画面越しに話しかけてしまって、祖母を混乱させてしまったということに気が付いたからです。

祖母が混乱するかもしれないということに、想いが至らなかった自分。

世間がzoomに慣れたのもつい最近だというのに、「私はzoomに慣れた」「zoomで話せば便利」という片側の面・自分側の面しか、見えていませんでした。

距離を気にせず、コミュニケーションを取れるようになった、スーパーツール「zoom」。

しかし今回は、コミュニケーションツールとしてふさわしくありませんでした。

「コミュニケーション」って、こういうところから考え直さないとダメですね。

片側の面しか、自分側の面しか、見ていないか?

何を隠そう、「嘴が黄色い」のはこの私でした。

相手への想いやりが未熟でした。

多面的に、重層的に、相手を想える自分でありたいです。

祖母にはその後、ハガキを出しました。

これなら大丈夫です。笑

相手を否定しないことの大切さ

私は20歳前後の時、鼻の中から眉間にかけてポリープができて、全身麻酔の切除手術を受けたことがあります。

(お陰様で良性で、命には全く別状ありませんでした)

大部屋に入院したのですが、その部屋のメンバーに、病院の主のようになっている、長期入院のおばあさまがいらっしゃいました。

こちらのおばあさま、お茶目な愛されキャラで、看護師さんや入院患者達の人気者だったのですが、一点だけ、現実世界とつじつまが合っていないことがありました。

それは何かと言うと、ずーっと、自分の子供をおんぶしていると思い込んでいたことです。

おばあさま曰く、子供の年齢は4歳で、名前は「まぁやん」でした。

いつも周囲に、まぁやんがどうしたこうした、と、まぁやんの近況報告をするし、食事の時も、スプーンでお料理をすくい、後ろをちょっと振り返って、まず一口目は、まぁやんにあげようとしていました。

そして毎回「まぁやん、食べないの?」と宙に向かって何度も聞き、「食べないんだったら、母ちゃんが食べちゃうよ。全くもう」と、少し怒りながら、結局はそのスプーンの一口を自分の口に入れます。

看護師さんにも「まぁやんをお風呂に入れたいから、お湯を沸かして持って来て」と頼んだりしていました。

毎日こんな感じで、架空のまぁやんと共に過ごす日々でした。

でも、周囲の私達は、全く負担にならなかったですし、気味も悪くなかったのです。

なぜならば、「まぁやんなんて、いないよ!」とそのおばあさまを否定するのではなく、「私達には見えていないけれど、そのおばあさまには見えているのだろう」ということにして、みんなでそのおばあさまの言動に合わせ、まぁやんバナシに付き合っていたからです。

(※霊的なこととは違います)

その方がお互いに気持ちがラクで、関係もスムーズでした。

その時私は、「正さない方が良いこともあるのだな」ということを学びました。

「正す」と言うと格式ばった言い方になってしまうのですが、要は、大多数の人に「見えない」ものを「見える」と言う人は、大多数の人と感覚が違うだけで、正しい・正しくないでジャッジできるものじゃない、ということが分かったということです。

なので、そんなことで諍いを起こしたり、ピリピリしたりする必要も無い、ということも分かりました。

「自分の感覚とは違うけれど、こういうこともあるのかもしれない」という寛容性を学べたこの経験は、私にとってとても大きなものでした。

自分の感覚だけが全てじゃない。
自分の見えていることだけが全てじゃない。

自分には分からなくても、見えなくても、「そういうこともあるんだね」と否定しないということも、大切なコミュニケーションだと学びました。

「分かる」とか「見える」ということは、コミュニケーションの答えじゃないんですね、きっと。

実家の祖母とzoomで話した時、zoomは祖母の顔を見せてくれ、声も聞かせてくれましたが、もっと大切だったのは、その奥にある祖母の感覚に、想いを馳せることだったんでしょうね。

黄色のエネルギーは気分転換に最適!

ところで「黄色」を見ると、身体にとても良い効果があります。

「エンドルフィン」というホルモンが分泌され、明るい気持ちになったり、脳が活性化する効果があるのです。

そして身体だけでなく、心にも素晴らしい効果がもたらされます。

「黄色」って、太陽や光をイメージさせる色ですよね。

そして、美味しい果物の色でもあります。

太陽(光)も果物(食べ物)も、人間にとっては、生きるために必要なものですね。

なので人間は「黄色」を見ると、明るく希望に満ちた気持ちになったり、安心したりします。

つまり「黄色」を見た場合の、身体への効果と心への効果を総合すると、

脳が活性化して、明るい気持ちになる

ということなんですね。

こういう素晴らしい効果を持つ「黄色」は、

「この企画、、、今のままでも良いけど、もうひとひねりあると完璧なんだけどな。なにか無いだろうか」

と行き詰まった時に使えます!

くすんでいる黄色ではなく、眩しいくらいの、パッ!と明るい黄色を目にすることが、行き詰まった状況の打開策になるのです!

簡単に申し上げると、黄色は「気分転換をして、打開策を見つけるのに最適!」な色なのです。

特に私のおススメは「黄色を使ったぬり絵」です。

レモンやバナナ、ひよこなど、黄色い色をしているモノの輪郭を、下手でも良いのでサインペンで描いて、その輪郭線の中を黄色のペンや色鉛筆でひたすら塗るのです。

「ぬり絵」なんて子供時代から何十年ぶり、という方が多いのではないでしょうか。

それだけでも童心に帰って癒されるのに、黄色く塗られていく紙面を見ていると、脳が活性化して、明るい気持ちになっていきます!

そしてそのうち、フッと、打開策をひらめいたりします!

お金もかからないですし、場所も取らないですし、スカッと気分転換できて打開策も見つけられる、最高のワークです!

さて、「行き詰まる」というのも、相手あってのハナシですね。

お相手のことを考えて、「もっと良くしたい!」と思っているからこそ、「行き詰まる」のです。

お相手は、こちらが行き詰まっていることを分かっていないかもしれませんし、今度初めてお会いする方で、今はまだお会いしたことの無い方かもしれません。

でも黄色には「分かる or 分からない」「見える(会っている) or 見えない(会っていない)」は関係無いのです!

「気分転換をして打開策を見つけようとする」という、お相手に想いを馳せる方法で、黄色がお相手とのご縁を取り持ってくれますよ!

黄色のエネルギーを使う、時空を超えたコミュニケーションです!

本日のカラー戦略的結論

黄色で時空を超えたコミュニケーションを

現代のカラー戦略で読み解いた「まとめ」

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カラー戦略マガジン030:色を付ける ~自分が「色を付けている」ものは、何?~

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特許取得の色彩設計師® 目黒潤の「カラー戦略マガジン」を開いてくださり、どうもありがとうございます!

こちらのマガジンでは、古来から伝わることわざや慣用句から「色」が入っているものをピックアップし、現代のカラー戦略で読み解いていきます!

あなたの日々の生活や、ビジネスシーンに活かしていただき、「選ばれ力」をアップしていただけたら、とても嬉しく思います!

色彩設計師® 目黒潤

本日のお題

色を付ける
いろをつける

こちらの意味は・・・

物事の扱いで、相手に多少の利益を与えること。

(出典:ことわざ辞典 ONLINE.)

だそうです。

いわゆる「特別に計らってくれる」「特別扱いしてくれる」ということですよね。

「ちょっと色付けといたよ!」なんて言われたら、とても嬉しいですよね!

私のとても大好きな言葉です。笑
たくさん言われたい言葉です。笑

40年前の曲の歌詞に答えが!

(2021年12月22日配信の「カラー戦略マガジン」より)

私は今年は48歳、寅年の年女ですが(2022年現在)、子供の頃のことはよく覚えています。

本日のお題に「色を付ける」を選んだ時も、ど~しても、ど~しても、ザ・タイガースの「色つきの女でいてくれよ」という曲が、真っ先に思い浮かんできてしまいました。笑

この曲は、1982年リリースとのことですから、約40年前の曲ですね。

40年前にはまだ生まれていなかったお若い方々のために、ちょっとだけ解説させていただくと、ジュリーというニックネームの、沢田研二という男性歌手がボーカルを務めていた、グループサウンズ(バンド)が出したヒット曲だと思っていただければ幸いです。笑

当時のコーセー化粧品のCMソングにもなった曲です。

ジュリーが、男性なのにアイシャドウを塗ったギラギラメイクでステージに立つ姿は、40年前はとても衝撃的でした(※お若い方向けに解説:お笑い芸人「ペコパ」の片割れを、もっとキザにしたような感じです)

私は、真っ当な人ならやらないことを、このジュリーはやっている、、、と子供心に思っていました。

そして「色つきの女でいてくれよ」という曲名には、なんとなく淫靡な匂いを感じてもいました。

当時のテレビ番組って、時代劇によくお色気シーンが出てきたり、志村けんのお笑い番組でも、ネタとして上半身ヌードの女性が登場したりもしていましたから、「子供にあんまり見せたくないもの」なのに、それらに子供が触れる機会が、テレビの中にたくさんあったと思うのです。

そういう影響もあって、私は「色つきの女でいてくれよ」という曲に対して、ジュリーがまたなんか、ちょっとヤバいことをやっている、、、と思っていました。

でも今、Googleで歌詞を調べてみると、淫靡な匂いは全く無いですね。

ジュリー、ごめんなさい。笑

歌詞の内容は、簡単に言うと「忘れられない女性がいて、その人だけはずっと色褪せない思い出だ」みたいな感じです。

そう!そうなんです。

以前の「カラー戦略マガジン」でも書きましたが、記憶も思い出も、放っておけば時間とともに、

色褪せる=色が無くなる=セピア色(白黒)になる

というのが、普通なんですよね。

自然の摂理です。

だからこそ、時間が経ってもそこだけ色があるということは、「特別な計らい」「特別扱い」をしているということなんですよね。

そういうところから、

「色を付ける」=物事の扱いで、相手に多少の利益を与えること。特別な計らい。特別扱い。

ということわざが生まれたのではないかな?と推察しています。

でももう一つ、「色を付ける」ということわざが生まれた背景なんじゃないかな?と推察できることがありますので、そちらは次のセクションでご説明しますね!

・・・と、その前に!

私はジュリーの曲では「TOKIO」が一番好きで、今でも時々聴いています!

歌詞に「空を飛ぶ」という言葉が何度も出てきますので、自転車で下り坂を下る時などに聴くと、かっ飛ぶことができて気持ち良いです♪(イヤホンも含め、安全面には留意しています)

・・・ここまでジュリーを語っておいてナンですが、別にファンではありません。笑

色はとても貴重品!

はい、ちょっと余談が入りましたが、無事に次のセクションに参りました。笑

「色を付ける」ということわざが生まれたもう一つの背景、それは、

昔は、色(染料・顔料)は貴重品だった

という事実です。

例えば「紅」は「紅花(ベニバナ)」を原料としておりますが、昔は今の口紅のような固形を作る技術が無かったので、直径5センチぐらいの小皿の表面に、紅を塗って固めていたそうです(「紅皿」というそうです)

そんな小さな紅皿でも、1枚作るのに1,500本もの紅花が必要だったそうです!

なので、

昔は、色(染料・顔料)は貴重品だった

ということなんですよね!

神社の鳥居が朱色なのは、権力・財力の象徴と聞いたことがありますが、「紅」が貴重品だったことも関係しているんじゃないかと思います。

色は権力・財力の象徴!

他にも「紫」の原料の一つに、「アカニシ貝」という貝から採れる分泌液があります。

アカニシ貝は、自分の身体から毒物を出して獲物を襲い、相手を麻痺させるそうですが(狂暴ですね!)その毒物の中に含まれているのが、紫の染料なんだそうです。苦笑

毒物だからなのか、こちらの染料はものすごく臭いので有名です。

しかし名前は「ロイヤルパープル」というカッコ良い名前で、クレオパトラ7世の旗艦の帆が、ロイヤルパープルで染められていたことでも有名です。

アカニシ貝から採れる紫の染料はほんのわずかしか無く、今で言うなら、Tシャツ1枚分の布を染めるのに、15,000個のアカニシ貝が必要だったそうです。

そんな希少な染料なので、王家など、権力・財力を持った人しか扱えず、「ロイヤルパープル」という名前が付いたんですね。

Tシャツですら万単位のアカニシ貝が必要なのに、旗艦の帆を染めるなんて、一体何個のアカニシ貝が必要なの!?ということになりますよね。

それがつまり、権力・財力の象徴で、それだけ、

昔は、色(染料・顔料)は貴重品だった

ということなのです。

このように、今回ご紹介した「紅」「紫」に限らず、色(染料・顔料)は貴重だった! 色は権力・財力の象徴だった!というエピソードはたくさんあります。

これらのことから、「色を付ける」って特別なことで、

「色を付ける」=物事の扱いで、相手に多少の利益を与えること。
特別な計らい。特別扱い。

ということわざが生まれたんじゃないかな?というのが、私が推察するもう一つの背景です!

年末年始は「選ばれ力」アップのチャンス!

さて、こちらの「カラー戦略マガジン」は、読者の方々の「選ばれ力」がアップしますように!という願いを込めて書いています。

ここで、 あなたに質問です。

あなたの生活の中で「色を付ける」とはどういうことになりますか?

私の生活の中で「色を付ける」とは、「丁寧な物言いをする」というです。

「色を付ける=特別な計らい。特別扱い」という意味をもっと広義に捉えて、「特別に気を遣う」ことも含んでいるのですが、ここ最近、自分から発する言葉には、特別気を遣うようになりました。

私は元来とても短気で、思ったことを口に出さないことが我慢できない性格なので、前世は大工の棟梁だったんじゃないかと思うくらいです(大工の皆さん、ごめんなさい!)

アシスタントに何かを依頼した時でも、自分の想像通りにできていないと、結構強い言葉でアシスタントに注意していました。

強い言葉を発する裏には、「私は間違っていない。ちゃんと分かりやすく仕事の依頼をした」という自信があり、アシスタントのミスという自信もあるからこそ、強い言葉で注意しても良いんだと思っていました。

でも、それは間違っていました。

私にも色んな面があり、アシスタントにも色んな面がある。

たまたま双方のうまくいかない面が重なっただけで、見えないところで他にもたくさんの面があるということを、私は分かっていなかった、見ていなかったと、ある時、気付いたのです。

そして、今は見えていないだけで、他にもたくさんの面があるということを推測することもしないで、「うまくいかなかった」というたった1つの面だけを見て、強い言葉を発していたのは、私ダサかったな、と深く反省しました。

アシスタントは、私が強い言葉で注意しても、一応筋は通っているので、ついてきてくれていましたが、だからと言って、見えていない部分にたくさんの面があるということを推測できていなかった私は、何も分かっていなかった、何も見えていなかったと、自分を恥じました。

ほんの1か月ほど前の出来事です。

それ以来、アシスタントがやってくれたことに対して、む!とか、なんでこんなことになってんだよ~!と思うことがあっても、「これはほんの一面で、裏にはもっとたくさんの面があるんだ」と思うようにし、一時の感情で強い言葉を使うことの無いように、気を付けて、、、気を付けて、、、気を付けています。笑

これが私にとって、特別に気を遣うこと、特別に計らうこと、つまり、生活に「色を付ける」ということです。

まだコロナに安心できない世の中ですが、コロナが終息したとしても、どんな年でも、なにかしら大変なことがありますよね。

しかし、自分の生活の中で「色を付ける」って何だろう?と考えてみると、自分が大切にしていることが分かります。

すなわち、自分の「ストーリー」を確認できたり、自分の「取扱説明書」ができあがることになります。

世の中がザワザワしていても、自分まで巻き込まれてザワザワする必要は無いですよね。

自分が何に「色を付けているのか」を考えて、自分の軸をしっかりさせることが、「選ばれ力」をアップさせる!ことに繋がるんじゃないかな、と思います。

是非、あなたの生活の中で「色を付ける」とはどういうことなのか、ゆっくり考えてみていただけたらと思います。

本日のカラー戦略的結論

自分が「色を付けている」のはなに?

現代のカラー戦略で読み解いた「まとめ」

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