子宮がんの疑いあり
ゴールデンウィーク中に受診した人間ドックで「子宮がんの疑いあり」と出て、聖路加病院で精密検査を受診したところ「子宮がんの一歩手前」との結果でした。
8月23日(木)・24日(金)と、一泊二日で聖路加病院に入院して来ましたので、記録として、このブログを書いておきます。
(今はもう退院しています)
私はどちらかと言うと、発信者側の人間だと思っています。
私のブログによって、自分の身体を大切にする人が一人でも増えれば良いなぁと思いますので、入院に至るまでの経緯や、入院中のことを記録として残しておきます。
コルポスコピーが告げた結果
聖路加病院では「コルポスコピー」という精密検査を受診しました。
心身ともに負担のある検査です。
受診するにあたり、お医者様から、正常な細胞ががん細胞に変わる過程や、私の細胞が正常じゃないにしても、どの辺の段階なのかを調べるためにこの検査を行いますと、丁寧にご説明いただきました。
「コルポスコピー」は心身ともに負担で、疲れたけれど、この先にまだなにかあるとは思っていませんでした。
つまり、私は自分が病気とは全く思っておらず、しんどい検査はこれで終わりで、この後はせいぜいが経過観察だと思っていました。
だから「コルポスコピー」の結果は、気軽な気持ちで聞きに行きました。
でも、お医者様から告げられた結果は「ガン一歩手前」でした。
正常な細胞ががん細胞に変わる様子を図にしたものを私に見せながら、お医者様がご説明くださったのですが、全く欄外と言うか、一番悪い!みたいな場所に、私の細胞は位置しているようでした(お医者様がそうおっしゃったわけではなく、お医者様が指し示した図で、私が受けた印象です)
カレンダーを目で追えない
「ガン一歩手前」・・・。
そう聞いた時、手術で怪しい細胞を切除するのが一番良いというお医者様からのご提案に、すぐに同意しました。
そこまでは冷静に判断できました。
でもその後、だんだん現実味を帯びて来て、お医者様と手術日を決める際は、頭が真っ白になって、カレンダーを目で追えなくなりました。
スマホでグーグルカレンダーを開いて、意味も無くスワイプばかりしていました。
そして泣きそうになって来たので、おとなしく椅子に座って泣くのを我慢しているのも辛くなって来て、早く診察室から出たいあまり、適当な日時を決めて、診察室を出て来てしまいました(後で変更をお願いしました)
泣いた後に立ち直った
泣くのを我慢して診察室から出て、すぐにダンナに電話しました。
ダンナの声を聞いた瞬間、ワー!!と泣きそうで、それを我慢していると、結局何も喋れなくなりました。
人目を気にしながら、嗚咽しながら「ガン一歩手前なので手術する」と言いました。
ダンナが手術の日は付き添うと言ってくれたことで、とても安心できました。
その後、実家の母や親しい友人にも電話して状況を話したり、会う人ごとに「子宮がんの一歩手前なの」と話しているうちに、だんだんと気持ちが落ち着いて来て「悪いものは治そう!」という前向きな気持ちになって来ました。
私から電話やメールが行ったり、直接「子宮がんの一歩手前」告白を受けた皆様。
さぞかし、驚かれたことでしょう。
でも、皆様の熱くあたたかい励ましのお陰で、私の気持ちは元気印になりました!!
聖路加病院が名だたる所以
手術日が決まってから、心電図を測ったり、採血・採尿、麻酔医とのアポイントメントなど、聖路加病院に通院することが何度もあり、結構忙しかったです。
でも、さすが世界の聖路加病院だなー!って思ったのは、スタッフが全員、優しいことです!!!!!
お医者様も看護師さんも。
基本的に、ゆっくりと「どうしましたか?」と聞いてくれるし、説明が終わった後も「何かご質問は無いですか?」と、こちらが言い出すのを待っていてくれます。
患者数をさばくために、早く早く!と急かされるような雰囲気は、微塵も感じられませんでした。
これって、不安な気持ちの人にとっては、とても重要なことですよね。
美男美女揃いの医療スタッフ(駄)
そしてなぜか、スタッフの方が、どの方も、美男美女!!
お医者様は、男性も女性もいらっしゃいましたが、なぜか皆様、整った顔立ちで、頭も良くて顔も良い人が揃っている病院だなーと思っていました。
優しくて美しい人(笑)ばかりが揃った病院だったので、通院はもちろんのこと、入院も、とても快適に過ごせました。