私はなわばり意識が強いです。
あるカメラマンの方と話していたら、その方は、一つのスタジオを何人かのカメラマン仲間とシェアしているので、家賃がほとんどかからないとのことでした。
それで、目黒さんもそうすれば?サロンを使っていない時間を誰かに貸したら?とアドバイスしてくださいました。
しかし私は「ぜったいに、やだ!!」と即答しました。
そしてその即答っぷりに、私自身がビックリしました。
サロンは銀座だし、家賃はそら高いです。
しかもこの前なぜか値上がりしたので、不動産屋コノヤローとも思っています。
でも、自分が一生懸命創り上げた空間に、簡単に人をいれたくないのです。
…ということに、改めて気付きました。
通勤に1時間かかるので、自宅で仕事できる人を羨ましく思ったり、家賃を高く感じたり、色々あるけど、小さくても自分の城なんですよね。
家賃が高いなら、その分、頑張って稼ごうって思います。
サロンの中に置いてあるものには、どれも愛着があります。
サロンを創る名脇役だからです。
お客様をお迎えするためのウェルカムボードも大切なその一つで、フラワーデザイナーの中川窓加先生に創っていただいた、オンリーワンです。
ブリザーブドフラワーなので、数年使っていたら、色褪せて来たり、カビが生えて来たりしましたが、補修すれば、また色を取り戻せるそうです。
私の場合は、なわばり意識とは私自身がサロンの細部まで気を巡らすことであり、それがサロンでお客様と接していても、外出続きでサロンにいる時間が無いとしても、私自身の感性を育むことに繋がり、引いては、お客様に喜んでいただける仕事になるんじゃないかなぁと思いました。
だからもっと、なわばり意識を尖らせようと思います!