なぜ特許を取るのか。5歳の私が答え。

目黒潤

 

私は今、特許を2件取得しておりますが、この数はもっと増えます。

 

アイディアを思い付く限り、「特許」という形にして行きたいと考えていますし、まだまだアイディアは湧いて来るので、特許の数は増えると断言できます。

 

タイトルにあるように、「なぜ、特許を取るのか」ですが、シンプルに、自分のアイディアが形になることが、面白いからです。

 

今のところ、ちゃんとした製品化に至った特許はまだ無く、まだ色々と途中なので、特許単独での売上はほぼありませんが、それでもまだ、特許を取り続けたいと思う。

 

そう思うことからして、私が特許を取るのは、やはり「儲かるから」という考えからではなく、「アイディアが形になるのが面白いから」の一言に尽きるのだと思います。(いや、儲かった方が絶対に良いのですが。儲かることを否定しているわけではありません)

 

 

小さい時から、工作が大好きでした。

 

私が保育園に通っていた頃は、裏面が白い広告が、新聞に折り込まれていました。

 

今から約40年前の話ですから、日本全体が今より物資が豊かではなく、なおかつ私の生まれ育ったところは、ド田舎の漁村ときておりますので、真っ白な紙だけで構成されたスケッチブックやお絵かき帳は、あるにはありましたけれども、贅沢品で、もったいなくて好き放題に使える代物ではありませんでしたので、この裏面が白い広告は、その代わりになる嬉しいブツでした。

 

そして私が生まれ育った家庭は、裕福ではなく、はっきり言って貧乏でしたので、裏面が白い広告を見つけると、この白い面を使って何をしよう?絵を描こうか?何かをつくろうか?と、ご馳走を目の前に並べられたような気分になりました。

 

ワクワクして、目も輝いていたと思います(笑)

 

その裏面が白い広告を使って、いろんなものを作りました。

 

絵を描いたり、切ったり貼ったり、切るのも、分けることを目的として切るだけではなく、インディアンの袖に付いていた「フリンジ」を見ると、それに憧れて、白い広告を短冊型に切って、そこに等幅で細かく切り込みを入れ、それを「フリンジ」とし、フリンジ付きのスカートをつくったりもしていました。

 

広告用紙なので、普通の紙より厚みがあるとは言え、素材はやはり「紙」ですので、スカートにして履くなんて、かなり無理がありましたが(汗)それでも足を通して、数歩、歩いていました(笑)

 

そんな風に、結果はともあれ、「つくること」が大好きな子供だったんです。

 

しかも、計画的につくるのではなく、とりあえずつくりながら、何をつくるか考えたり、細部を調整したりという、結構ドンブリなつくり方でした。

 

考えるより先に、手が、指が、動いていました。

 

そんな保育園児がそのまま大きくなったのが、今の私です(5歳→→→45歳)

 

「つくること」が大好きなところも、「ドンブリ」なところもそのままです(笑)

 

 

なので、「なぜ特許を取るのか?」と問われれば、「面白いから」ということが答えで、それが誰かの役に立って喜んでもらえれば、自分は面白いうえに嬉しいし、相手も嬉しいしで、最高にハッピーです。

 

「誰かの役に立つ」よりも、「自分が面白い」の方が優先順位が高いのが、正直なところです。

 

特許を取得するのにも、安くない金額がかかるので、マネーリテラシーに自信がある方から「どうやってその金額を回収するの?」と問われることもありますが、最初からそういうことを織り込み済みで発明して、特許を取っているわけではありません。

 

でもそれって、ちょっと、行き当たりばったりのバカっぽいかも、と思い(いや、事実そうなんですが)以前はカッコを付けて、いかにも、特許取得費用の回収計画を立てていたフリをして「いや〜、どうでしょうね」(←計画を立てていたフリをしても、これが精一杯の答え)と評論家のように答えて、大物ぶってお茶を濁しておりましたが、そんなフリをしても、話が面白くならないと気付いてからは「そういうことは考えたことがありません」と正直に答えています。

 

 

私の場合、特許は「面白いから」取っています(断言)

 

なので、私の特許を製品化する際の打ち合わせなどで、難しい話になったとしても、「面白い」という原点を大事にして、シンプルに考えるようにしています。

 

そこには、5歳の私が登場します。