あなたの「選ばれ力」をアップします!
特許取得の色彩設計師® 目黒潤の「カラー戦略マガジン」を開いてくださり、どうもありがとうございます!
こちらのマガジンでは、古来から伝わることわざや慣用句から「色」が入っているものをピックアップし、現代のカラー戦略で読み解いていきます!
あなたの日々の生活や、ビジネスシーンに活かしていただき、「選ばれ力」をアップしていただけたら、とても嬉しく思います!
色彩設計師® 目黒潤
本日のお題
焼き餅は狐色
(やきもちはきつねいろ)
こちらの意味は・・・
女性の適度なやきもちはかわいいが、焼きすぎると嫌われる。餅を狐色に焼くように、ほどよい程度に焼くのがよいということ。
(出典:「ことわざ辞典.ONLINE」)
だそうです。。。
今回は、人の感情がやきもちに変わる経路を、色を使って検証していきます!
長老の一言が胸に突き刺さる
(2022年8月18日配信の「カラー戦略マガジン」より)
皆様はお盆はどのように過ごされましたか。
私は3年ぶりに能登半島の実家に帰省しました。
漁師町なので、歩いてすぐに漁港があります。
船の機械油の匂いと潮の匂いが入り混じった、ちょっと甘ったるくて湿っぽい匂いを嗅ぐと、あぁ故郷に帰って来たなぁと実感します。
いくら都会で、カラーをどうのこうのする仕事をしていても(笑)私のルーツはここだなぁと納得します。
上記は、なぜか、せんだみつおの「ナハナハ!」のポーズをとってしまった私です。
(「ナハナハ!」を知らない若手の皆様は、適当にググってね!)
今年、実家に帰省したのは、久しぶりというのもあったのですが、祖母が98歳で、ちゃんと話せるのはあと僅かかもしれない、と思ったからです。
とは言え、祖母はお陰様でまだまだ元気で、「ティッシュ取って」と頼んだら取ってくれるし、電話とメールの違いも分かります。
ヒソヒソ声で内緒話だってできます(笑)
すごいでしょう(笑)
100年近く生きてきても魔力は身に付けていないようですが(笑)祖母の「元気なら、そんでえぇ」という言葉は胸に突き刺さりました。うぅ。
祖母に反発していた、あの頃
今は私も大人になり、祖母も長老の域に達し(笑)離れて暮らしてもいるので、時々会うとお互いに尊重し合い、楽しい時間を過ごすことができますが、一緒に暮らしていた10代の頃は、祖母の小言がものすごく嫌でした。
祖母はとても女性らしい女性のうえに、情が「濃い」ので、私のお行儀にしても、友達付き合いにしても、学校の成績にしても、一度なにか思うことがあると、くどくどと言い続けたのです。
こちらが嫌な顔をしているのに、くどくどと何十分も言い続けるあの持久力と語彙力は、すごいと思います(笑)
食事もよく中断しました(笑)
私はもともと放っておいて欲しい性格のうえに、10代の頃特有の反抗期が重なり、激しい言葉で反発したものでした。
ところで本日のお題について。
「狐色」は可愛らしいやきもちだけれど、それが過ぎるとどす黒い感情が加わり、「焦げ茶」という全く可愛くない、嫌われてしまうやきもちに変わってしまいますよ、ということを、お餅の色の変化に例えて説いていますね。
で、「狐色」の元祖はなに色かと言うと、実は「黄色」です。
「黄色」に「黒」が加わると「狐色」になり、もっと「黒」が加わると「焦げ茶」になるというわけです。
そしてさらに「黒」が加わると、ただの「黒」になって、色としての体を成さなくなります。
つまり、黄色→狐色→焦げ茶→黒
という経路をたどるんですね。
これは色の話ですが、面白いのが、この変遷がそのまま感情にも当てはまるということなのです!
楽しい感情がやきもちに変わる経路
例えば、最初は希望をもって楽しく仕事をしていたのに、同僚が自分よりも上司に声をかけられていると、やきもちを焼くことがありますね。
気持ちが陰ってやきもちが過ぎると、どす黒い感情に飲まれ、楽しくなくなるし、希望も持てなくなりますね。
「黄色」は「楽しい」とか「希望」という感情を表現する色です。
まさに、
黄色(楽しい・希望)→狐色(可愛いやきもち)→焦げ茶(やきもち)→黒(どす黒い感情)
という経路をたどっています!
色の変遷と、感情の変遷がマッチしていますね!
人間くさい感情を表現する色がたどる経路
さらに面白いのは、人間くさい感情を表現する色の代表格の「赤」と「オレンジ」が、同じく人間くさい感情を表現する「黄色」と、同じ経路をたどるということです!
「赤」も「オレンジ」も、「黒」を混ぜると「焦げ茶」になり、もっと「黒」を混ぜるとただの「黒」になって、色としての体を成さなくなります。
赤→焦げ茶→黒
オレンジ→焦げ茶→黒
なんですね。
「黄色」とたどる経路が同じです!
「赤」は「愛」という感情を表現できる色ですが、気持ちが陰って愛が過ぎると、束縛ややきもちに変わり、最後はどす黒い感情が残ります。
「オレンジ」は「親しみを感じる」という感情を表現できる色ですが、気持ちが陰ると愛と同じです。
親しみが束縛ややきもちに変わり、最後はどす黒い感情が残ります。
つまり、
●黄色(楽しい・希望)→狐色(可愛いやきもち)→焦げ茶(やきもち)→黒(どす黒い感情)
●赤(愛)→焦げ茶(やきもち)→黒(どす黒い感情)
●オレンジ(親しみを感じる)→焦げ茶(やきもち)→黒(どす黒い感情)
という風に、人間くさい感情を表現する「黄色」「赤」「オレンジ」は、陰った気持ちを表す「黒」が加わると、「焦げ茶」というやきもちを経て、最後はどす黒い感情の「黒」になるという、全く同じ経路をたどるのです!
感情の変遷と色の変遷が、なぞったようにマッチしているところが、本当に面白いなと思います!
(私が色ヲタなので、一人で面白がっているだけでしたらすみません。汗)
何度でも新しく絵の具を出し直す
色の話で言うと、「黄色」も「赤」も「オレンジ」も、一度「焦げ茶」や「黒」に変化してしまうと、元に戻せません。
元に戻すには、その「黒」を打ち消すくらいに大量の「黄色」「赤」「オレンジ」を、新しく投入するしかありません。
これは、新しく絵の具を出し直すことと、同じことになります。
・・・感情もそうですね。
感情が行き過ぎてこじれてやきもちになり、どす黒い感情しか残らなくなったら、、、
距離を置いて人間関係をリセットすると、当初の「楽しい」や「愛」や「親しみを感じる」という感情を呼び戻すことができますね。
または、呼び戻すことはできなくても、どす黒い感情のことは、忘れることができますね。
私と祖母の関係も、まさにこれです(笑)
今は仲良しのおばあちゃんと孫ですが、30年くらい前は言い争いが絶えず、家に帰るのが嫌だったくらいでした。
感情をコントロールするのは難しいですね。
人間って、やっぱり感情なんですね。
どす黒い感情に飲まれたら、一番苦しいのは自分です。
ひどい時には、顔つきまで変わります。
もしも、どす黒い感情に飲まれそうになったら、今回の「黄色」「赤」「オレンジ」の話を思い出して、頭の中に真っ白なパレットを思い浮かべ、新しい絵の具を大量に出し直してみてくださいね!
人間の感情と色はマッチしているので、効果大です!
ポイントは、真っ白なパレットを思い浮かべて、脳内に臨場感を演出することです!
あ、脳内の絵の具はどれだけ新しく出し直しても無くなることが無いですし、パレットもどれだけ汚しても、思い浮かべるたびに真っ白になっていますから、安心して、何度でも何度でも、リセットして大丈夫ですよ♪
本日のカラー戦略的結論
感情の絵の具になるべく「黒」を混ぜないように、混ざったら新しく絵の具を出し直す
現代のカラー戦略で読み解いた「まとめ」
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