年内最終日。事務所行くの、めんどくさ、と思っていたら、龍雲が迎えに来てくれました。
皆様、今年もたくさんのご縁と、たくさんの気付きを、どうもありがとうございました!
カテゴリー: お仕事のこと
ダサい資料、ダメ、ゼッタイ
お客様に膨大な量の資料を提出する、とある企業の資料のフォーマットを作っています。
資料の見出しや本文、図版やグラフの、色や大きさ、位置などを決めています。
資料がその企業の命であり、資料を整えることが、その企業にとって最大級のブランディングになるからです。
コンペに勝つ資料を作れるようになりたい、プレゼンに強い資料を作れるようになりたい、というオーダーは普段からよくいただきます。
しかし今回は、
「カッコ良い資料にして欲しい」
と言われました。
私がいくら精魂込めて資料のフォーマットを作ったとしても、それが社内に馴染んで、社員の方々に使っていただけないと、意味がありません。
なので今回は、社員の何名かの方々に、資料に対する想いをインタビューさせていただきました。
私はインタビューの時は聞き役に徹しているのですが、20代男性とのインタビューの時に話が途切れて、シーン…となりました。
黙っていたら、
「あの、、、やっぱり僕ら、カッコ良い資料にしたいんですよ」
とおっしゃってくださいました。
これこれこれ、これですよ!
実際に資料を作成する現場の、魂の声!
やっぱりそうですよね!
ダサい資料なんか出したくないですよね!
カッコ良い資料を出して、
カッコ良く報告して、
カッコ良く議論して、
カッコ良く合意にしたいですよね!
「カッコ良い資料」はどうやったら作れるのか?
そもそも「カッコ良い」ってなに?
…ということで「カッコ良い資料のフォーマット」鋭意作成中です。
創業者の声を色に留める
私は高校の時、若干悪ガキだったので、物理は0点でしたし、日本史や世界史も、15点とか8点とかでした。
しかし、企業のコーポレートカラーを考えるにあたり、その企業の歴史を紐解く時間は、非常に豊潤な時間に感じます。
今までコーポレートカラーを定めてこなかった企業で、今は亡き創業者の、好みの色で作られたパンフレットが残っている場合があります。
そんな時は「●●社長は、パンフレットの色をなんでこの色にしたんだろうなぁ〜」と、社員の方々と一緒に推測するのですが、それが、今は亡き創業者を偲ぶ時間になっていると思います(亡くなってから何十年も経っているので、湿った雰囲気にはなりません)
社員の方々とあれやこれやと推測しているうちに、今の時代を見据えた、創業者の想いが聞こえてくるような感覚になります。
その一瞬の感覚を捉えて、コーポレートカラーとして留め、その企業の未来に繋いでいくのが私の仕事です。
企業の魂が、どうしてこの色にしたの?という理由になるので、脈々と受け継がれて、明るい未来に繋がれば良いなぁ!と願っています!
25歳くらいかな?友達の結婚式に出席した時の私です。超ブラック企業で営業をやっていたので「てめぇ数字持って来いよ!」って、上司に鬼ヅメされていた頃ですね(涙)
会社辞めますって何度言っても「おめぇが他の仕事できるわけねぇだろ」って一喝されて終了でした(かと言って、営業もできませんけど…。そして今、他の仕事してますけど(笑))
「メイクを落として寝る」という普通の生活をする余裕が無くて、この会社にいた8年間は、メイクを落として寝たことがありません。翌朝、前日のメイクを落とす日々でした。
千葉に住んでいたので、会社には総武線で通っていたんですけど、毎日普通に終電なので、酔っ払いに絡まれることもよくありました。お気に入りのコートなのに、袖を引っ張られて破れてしまったこともあります。
こんなに最悪の日々だったけど、この時思いついた「資料のカラーコーディネート」が原点となり、15年後に特許になりました。そして今の私の基盤になっています。
そう考えると、苦しみから逃れるために、自分の中から必死で答えを出すことって、めちゃめちゃ強いのかもしれないですね。その時は苦し過ぎて、明るい未来や安定した生活なんて想像できないですけど。
今の私もまだ色々ある渦中なんで、偉そうに語れる立場にないんですけど(笑)でも、苦しい時に頑張ったことが礎になることはたくさんあるし、自分の中から出した答え、最強!って思うと、元気が出るんです。
私は弱小零細企業の起業家ですが、お付き合いするお客様は、素晴らしい方ばかりです。
例えば、大企業の方とお話ししていると、お若い方でも、言葉のチョイスや言い回しが洗練されているなぁ〜と感じ入ります。
あまり一般に出回っていない言葉でも、会話の中に溶け込ませる力がすごいのです。
言葉の文化って、こうやってつくられていくんでしょうね。
「ナウい」なんて、今や誰も言わないし。笑
「イケてる」「ヤバい」という言葉も、あと何年の寿命かな?って思いますし、語尾に「とか」をつける風潮も、いつかは廃れるでしょうね。
エリートなお客様とお話しして刺激をいただきながら、私ももっと頭が良くなりますように!
そう願って、先日の浅草寺参拝では、頭に煙をいっぱい、いっぱい、かけて来ました!笑
オフィスを大掃除してたら、昔描いたイラストが出てきました。
ブタのイラストは私の自画像で、これをスライドに取り込んで、自己紹介のプレゼンをしたことを思い出しました。
ONの私とOFFの私で、イラストではありますが、服や髪型など、かなり忠実に表現されています。笑
写真だとリアル過ぎて、なんの笑いも無いし、自分の写真をスライドにしても、自分大好きな人みたいになってしまうと思って、それを避けるために、イラストを描いたんですね。
盛り上げるためなら、何でもやるんで。笑
スーツの女性達のイラストは、女性活躍推進の企業研修で、女性のビジネスでの服装のお話をした時に描いたものですね。
本当は、雑誌の切り抜きや、WEBから拾った画像をスライドに取り込みたかったのですが、事前に念のために弁護士に相談したら「著作権に抵触する」ということだったので、苦肉の策でイラストを描いたのでした。
懐かしい〜。
無かったから、つくってきたんだよね。
今までのロゴに「ありがとう」
私のサービスを受けてくださった方が、自分自身を愛し、それをきっかけに色々な可能性が花開きますように…!という想いを込めて、「愛でる」と「芽出る」のダブルミーニングで「MeDeRu(メデル)」という社名で起業したのが2013年。
社名の意味をそのまま視覚化したロゴを8年間使っておりましたが、お陰様でお仕事の範囲が広くなり、個人よりも法人のお客様が増えてくると、従来のロゴはなんか違うな、という感じがしてきました。
これからのMeDeRuには、男女の性を感じさせないもので、もっと安定感のある雰囲気のロゴが欲しいと思い、「愛でる」と「芽出る」を内包するのはそのままに、デザインを変更しました。
しかし、いざ、ロゴを変更するとなったら、とても寂しい。涙
ほんとに、ちょっと泣きそう。
各所を一気に変更する気にはならず、LPのフッターとか、目立たないところから少しずつ変更していって、寂しい自分の気持ちを慰めようと思っています。
それくらい、従来のロゴも気に入っています。
でも、弊社のこれからには合わない。
気に入っているけど、使わない。
そんな決断をしました。
今後、従来のロゴは、一つのサービスを表現するような、狭い範囲で使います。
表にはあまり出てきませんが、陰で見守っていてもらいます。
思えば、もうダメだと思った時も、自分の想いを込めてデザインしてもらったロゴを見ていたら、俄然、元気が湧いてきた時もありました。
従来のロゴちゃん、今まで本当にどうもありがとうね。
お疲れ様だったね。
重ね合わせて、未来へ。
私は仮に自分の会社がつぶれても、色の道具が全て無くなっても、山奥に行っても、もう一度今と同じことを、生涯の仕事としてやり続ける自信があります。
その時は、色の見本帳などの道具は無いでしょうから、代わりに花や葉っぱの色を見本として、それでも完璧な仕事をこなしているであろう。。。笑
うちの会社は「企業の歴史をブランドストーリーとして紡ぎ、未来に向かって発信します」と謳っていますが、創業したばかりの歴史が浅い企業様へも、ブランドストーリーを考案し、コーポレートカラーを選定し、タグラインも付けてご納品することができています。
それは、創業者個人に、今まで歩んできた人生の歴史があるからです。
そしてここからが本日気付いたばかりの、私の中では衝撃的なことなのですが、その人生の歴史は、その創業者がオギャーと生まれた時から始まったのではない!ということなのです!
連綿と続いてきた先人たちの命の礎の上に、その創業者の命があるんですよね。
つまり、色々な人生が重ね合わさって、その創業者の命が生み出され、数十年後に企業としての歴史が幕開けして(創業)、またその企業の歴史が、未来に繋がっていくのだなぁということが分かったのです!
そしてそれを「ブランドストーリー」として表現するのが私の仕事なのだと、本日やっと腑に落ちたのです。
今まで、終戦記念日に祈ったり、ご先祖様に手を合わせたりはしていましたが、先人たちの人生から私たちの人生、そして未来の人々の人生が、リレーのように続いていく、命が繋がっていく、ということに、いまいちピンときておりませんでした。
なので、そのリレーの途中に自分たちの人生がある、という視点で考えたことも無く、私はなぜ、この時代にこの仕事を選んで生まれてきたのか、ということについても、答えが出ておりませんでした。
でも数日前から考えていて、本日やっと、思考の歯車が「カチリ」と合いました。
老舗企業でもベンチャー企業でも、ブランドストーリーを考案する時は、創業の背景から考えますので、今までも知らず知らずのうちにやってきたことですが、本日明確に言語化できたことで、自分の「天命」を確信しました。
ずっと解けなかった方程式がやっと解けたような、爽快感に包まれています!
「得意」「好き」「天命」の違いも、自分なりに分かりました。
最近「パーパス」という言葉が流行っていますね。
「パーパス」とは「企業の存在意義」とのことで、「なぜ、存在しているのか」の「なぜ」の部分が特に重要なんだそうです。
なので、うちの会社の「パーパス」は、本日気付いた、気付きたてホヤホヤの、これにしました。
「重ね合わせて、未来へ。」
弱小零細企業のくせに、「パーパス」なんて、今流行りの難しい言葉を使っちゃってすみません。汗
明確に言語化できたことで、過去から未来へ、ぐわっと一気に時空を超えて見ることができる、千里眼を手に入れた気持ちです。
来年初春に「東京大神宮 マツヤサロン」にて講演させていただくことになりました。
お話は2年前にいただいていたのですが、コロナでのびのびになっていたのが、やっと実現しそうです!
神様にお礼をお伝えしようと、東京大神宮に参拝しようとしたら、その直前に、東京大神宮とご縁の深いイタリアンレストラン「スクニッツォ!」のオーナー 田中正勝さんから、東京大神宮のお札や絵馬、家庭暦、「福財布」というものをプレゼントしていただきました!
お札や絵馬は、自分で買おうとしていた矢先のプレゼントだったので、とても嬉しかった!
来年は寅年、私は年女なので、寅の絵が描かれている絵馬や福財布は、特に縁起が良く感じます!
妄想ですけど(笑)東京大神宮の神様から祝福しているように感じました!
絶対に喜んでいただける、熱くてたまらない講演にします!!
福利厚生に…ありがとうございます
ある企業様の福利厚生に、私のパーソナルカラー分析を取り入れていただいております。
私が契約しているのは、その企業様となので、社員の方お一人お一人を存じ上げているわけではなく、毎回、どんな方がいらっしゃるのかドキドキしているのですが、良い方ばかりです( ^ω^ )
今日は可愛らしい女性の方がいらっしゃり、何回も何回も「楽しかった〜!」「来て良かった〜!」「みんなに自慢したい〜!」とおっしゃってくださったので、嬉しくて嬉しくて、今日はもう、何もする気が起きません。
余韻に浸る日曜日(*´꒳`*)